コース: Photoshopのショートカットと便利技

ダイアログボックスで素早く初期化 - Photoshopのチュートリアル

コース: Photoshopのショートカットと便利技

ダイアログボックスで素早く初期化

このレッスンでは補正や編集を行っている際に 設定値を初期化する 便利な方法について解説をします。 Photoshop の機能の多くは ダイアログボックスで設定量を調整します。 トーンカーブによる光量の変更もそうですし フィルターの効果もダイアログで設定します。 例えば「イメージ」メニューの「色調補正」 から「トーンカーブ」を選びます。 このツールは自由に曲線の形を変えることで 明るさや色を自在に調整する ことが出来るのは特徴です。 高度なツールでもある為 いろいろと調整を加えている内に とんでもない見た目になってしまう ということもありえます。 この様に手に負えなくなってしまった場合 ポイントを削除したり、 思わず「キャンセル」を クリックしたくなるところですが、 ここで便利なショートカットキーを押します。 マックでは Option キーを Windows では Alt キーを押すと 「キャンセル」が「初期化」に変わります。 このタイミングでクリックをすると トーンカーブのダイアログボックスを 閉じることなく 調整前の状態にリセットすることが出来ます。 これは各種フィルターの画面でも同じです。 例えば「フィルター」メニューから 「シャープ」の「アンシャープマスク」を 選んで ここで輪郭をくっきりとさせる 調整をしていたつもりが、 強調しすぎてしまったという場合に マックでは Option キーを Windows では Alt キーを押し続けると 「キャンセル」ボタンが「初期化」になるので クリックします。 ここまでは直接画像に調整を加える機能の リセットでしたが 調整レイヤーにも 独自の設定のリセット方法があります。 「色調補正」パネルから「トーンカーブ」を 選んでみます。 先程「イメージ」メニューから開いた トーンカーブと同じ様に 曲線を自由に調整することが出来ますが、 こちらの調整レイヤーは 非破壊編集が出来るのは特徴で ここでも自由に調整をした後で 元に戻したいという時に先程と同じ様に マックでは Option キーを Windows では Alt キーを押してみても 初期化ボタンは現れません。 その代わりにパネルの下の方に 「初期設定の色調補正に戻す」ボタンが 用意されています。 ここをクリックをすると調整前の状態に リセットされます。 これは彼の調整レイヤーでも共通しています。 以上補正や編集を行っている際に 設定値を初期化する便利な方法でした。 設定をキャンセルしたり、 再度調整画面を開く手間を省く為にも 初期化のショートカットキーや 初期化のボタンを活用しましょう。

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