コース: Photoshop 基本講座:写真

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HDR合成画像の作成

HDR合成画像の作成

昨今では HDR 撮影や HDR 画像という言葉をよく聞きますが、 HDR というのは ハイダイナミックレンジの略で 通常は1枚の写真だけでは 表現しきれない極端な明るさ、暗さの箇所を より幅広い輝度の 領域を使って表現する手法のことを 言います。 撮影時に HDR モードで 撮影することもできますが、 露光量を変えながら 連続撮影した複数の写真を HDR 合成する方法もあります。 このレッスンでは Photoshop で HDR 合成を する方法を解説します。 現在 Photoshop には デジタルカメラの 連続ブラケット撮影機能により 瞬時に露出を変えて 撮影した5枚の写真を 開いています。 まずこの明るい写真は EV 値 2.0 で 白飛びを起こしています。 ヒストグラムを見ると、 右側の明るい領域に 寄っていますし、 暗い写真は EV 値−2.0 で 黒つぶれを起こしていて、 左側の暗い領域に寄っています。 中間の EV 値が0の写真も 一見明るさのバランスが 取れているようでいて、 崖の向こう側が眩しすぎたり、 岩肌が黒すぎるなど 質感を表現しきれていません。 そこでこれらの5枚の写真を HDR 合成してみましょう。 「ファイル」メニューから 「自動処理」で 「HDR Pro に統合」を選びます。 ダイアログボックスで 「開いているファイルを追加」を クリックして、 合成したいファイル名と 「ソース画像を自動的に配置する」に チェックが入っていることを確認して、 OK をクリックすると 自動的に合成を開始します。 「HDR Pro に統合」の 編集画面が開きます。 下に先ほど開いていた 5枚の異なる 露出の写真のサムネールと それぞれの EV 値を確認できます。 中央にはこれらの写真を合成した状態が プレビューされています。 これはまだ仮の合成なので、 右側のパネルで ダイナミックレンジの微調整を 行います。 この時点で個人的な印象としては なんとなく霞んだように見えるので、 もう少しキリッとさせたいと思います。 手ぶれなど わずかなずれが生じている場合は、 「ゴーストを除去」にチェックを入れます。 この写真は3脚に固定して 撮影したので、 チェックは外しておきます。 「モード」は「16 bit」の 「ローカル割り付け」を選びます。…

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