コース: Photoshop 基本講座:写真

フィルターの基本

写真にぼかしをかけたり 絵画風にしたり、 ノイズ効果を加えるなど 画像の見た目を手軽に変化させたいときに 活躍するのが Photoshop のフィルターです。 「フィルター」メニューを開くと、 様々な効果が並んでいますが、 表に出ているだけでなく、 さらにカテゴリーの中には 数種類のフィルターが収納されています。 このレッスンでは フィルターの基本的な選び方と スマートフィルターを併用する 利点について解説をします。 まずフィルターの種類は おおよそ2つに分類されています。 上の方に名前が出ているフィルターは 主に写真の補正や 部分的にゆがみを 修復するという効果ですので、 写真編集やレタッチ向きの効果です。 下の方は カテゴリーに分類されている フィルターのまとまりです。 カテゴリー名から おおよその検討がつけられるように 配置されています。 写真編集でよく使われるものを上げると、 「シャープ」は画像の輪郭を くっきり見せる効果の集まりです。 写真補正の仕上げに 「アンシャープマスク」や 「スマートシャープ」を使うと 効果的です。 その下は画像を明るく補正した際に目立つ ノイズを減らしたり、 加えたりするフィルターです。 「ピクセレート」は ドットや四角形など 色の模様化をするフィルターで 中でも使う頻度が高いのが 「モザイク」です。 「ぼかしギャラリー」は ポートレートの背景をぼかす 光彩絞りぼかしや ジオラマ写真風の「チルトシフト」など 写真に特化したぼかし効果を 位置画面で調整できるようになっています。 これらのフィルターの中で 画像に色々な効果を 手軽に適用できる フィルターギャラリーがとても便利です。 ここでは 「テクスチャ」の 「ステンドグラス」を適用して OK をクリックします。 フィルターが適用されましたが、 通常のラスターレイヤーの場合は、 一度効果を加えると、 その効果の再調整ができないのが 難点です。 もしやり直したいときには、 「ヒストリー」パネルを開いて フィルターギャラリーのひとつ上の項目を 選択して、 フィルターをかける前の状態に 戻してから 再度フィルターをかけて調整する というのでは面倒ですので フィルターをかけるレイヤーには できるだけ「フィルター」メニューにある 「スマートフィルター用に変換」 を行うようにします。 続けて OK をクリックすると、 レイヤーが柔軟に編集可能な スマートオブジェクトに変わります。 この状態で 「フィルターギャラリー」から 効果を加えて OK で適用して戻ると、 レイヤーにはスマートフィルターが 追加されていますので、その下にある フィルター名をダブルクリックをすると、 先ほどの調整画面が開き、 再調整することができます。 このようにレイヤーを スマートフィルター用に変換を 施しておくことで、 スマートフィルターの左の 目の形のアイコンをクリックすれば、 効果を一時的に解除して 元の写真の状態にも すぐに戻せることができるので、 安心して色々なフィルターを 試しましょう。 以上フィルターの 基本的な使い方でした。

目次