コース: Photoshopで作る絵画的イメージ

色の演出

このレッスンでは、 画像に対して、色の演出を加えます。 それではこちらの方に、 color01.psd というものと color02.psd という 2 つの素材ですね。 このコースのアセットを開いています。 これらを使って、 この画像に、 今全体の色合いは 均一になっていますけれど、 これにちょっと色を使った演出を 加えてみようと思います。 ではまず color01.psd を 開いている状態で、 移動ツールを使ってドラッグして、 こちらに持ってきます。 離すと このように置かれるので、 これはサイズが合うはずなので ピッタリ置いて、 描画モードを「スクリーン」にします。 すると、 こんな感じになりました。 無いときは全体の色の雰囲気が均一でしたが、 これが、こっちの方にちょっと 色のムラができてくるような、 このような演出を行うことができました。 では、ちょっと人物に被りすぎているので ここにレイヤーマスクを追加します。 そしたらここを、ブラシを持って、 描画色は黒で 「不透明度」を 50% 位にして、 この被りが気になる所ですね、 ここを除去していきます。 こういう効果も一緒くたに 掛けてしまうのではなく、このように 掛けたくないところはマスクしていくと より全体にメリハリが付いた感じになります。 やはり、この画像の肝となるのは この人物の顔なので、 そこになるべく余計なものが 掛かってしまわないように、 ただ、周りはこのように 複雑で幻想的な雰囲気を掛けておくと、 大分メリハリが利いてきますね。 こんな感じになりました。 大分違いますね。 そうしたら 同様に color02.psd の方も開いて、 これもドラッグ&ドロップで こちらへ持ってきます。 はい、そして描画モードですね。 これを「スクリーン」にすると、 暗い所ほどなくなっていきます。 なのでこういう真っ黒な部分は なくなってしまって 明るい所だけ残っていくので、 こんな風になりますね。 ではこれもレイヤーマスクを作って、 同じようにブラシで 不要な部分を取り除いていきます。 こんな感じにしていくと 顔の所は掛からなくなっていくので、 これは画面の両方で 大分違う雰囲気になっているので、 かなり立体感がある雰囲気に なっているかと思います。 これで、こんな効果が付きました。 こうした、一見これだけ見ると もわっとした地味な素材なんですけれど、 ちょっとした工夫でこのように 色の演出に使うことができます。

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