測定する理由とは

時間、気温、成績、スポーツの得点、お金。 いずれも一般的な測定基準です。 では、なぜ測定するのでしょうか。 それは人がより多くを求めており、 人生を最大限良くしたい、 良い決定をしたい、 向上したいと思うからでしょう。 どんな時に物事を測定しますか。 朝の支度では時間と気温が、 支度の速度と着る服の目安を示します。 仕事では、数字を基に 会社の業績を測ります。 上司は測定基準から助けが必要な 人や称賛すべき人が特定でき、 部下の意欲向上にも役立ちます。 会議では相手を説得するのに役立ち、 オフィスが世界中にあるなら、測定基準は 遠くから管理するツールとなります。 適切な測定基準があれば、 良い意思決定ができます。 新しい従業員にとっては助言となり、 最も重要な仕事内容が何かも 教えてくれます。 株の取引では、測定基準から どの企業に投資すべきか分かるでしょう。 つまり、マネージャーが最大限に 時間やお金、人材を活用するのに 役立ちます。 しかし誤った測定は、誤った決定や 従業員の悪い行動、 顧客の不満などにつながります。 またマネージャーが測定基準を使って、 人や物事を操ったり 欺いたりすることもあります。 データ駆動型の世界では所属する分野や、 測定する側、される側など関係ないのです。 何をどうやって測定するかを知ることは、 キャリアを決定づけるスキルとなり得ます。 このコースでは業績評価に関する 基本的な質問に答えます。 何を測定すべきか、測定する上で 企業が最も犯しやすい間違いは何か、 業績評価を理解することで、どのように 競争力を得るのかを学びます。 ここでの学びを通して、マネージャーとして 自信が付き、意思決定能力が 向上するでしょう。