コース: 業績評価を行うには

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基本用語について

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ビジネス上の決定や、 些細な口論で勝つためなど、 私たちは多くの場面で 数字に助けを求めます。 バスケットボールの MVP は、 個人のデータやチームの成績、 チャンピオンシップで決まります。 学校で優等生かどうかは、 成績やテストの点数で 判断されるでしょう。 最も多くのボーナスを受け取るべき社員は、 販売実績や部署の収益性などで 決まるでしょう。 これらはよく統計値と呼ばれますが、 業績評価では測定基準のことを 業績指標または指標と呼びます。 これらは成果やリソースの追跡、 または、この2つの比率です。 マネージャーにとって 重要な物事を測定しますが、 まったく価値がない場合もあります。 興味深い指標があったとしても、 多くの場合、ひとつの指標では 明確な全体像はつかめません。 なぜでしょうか。 指標はひとつの側面の測定に すぎないからです。 では、人を測定する上で 何が重要でしょうか。 知能やコミュニケーション能力、 技術的能力、他者のやる気を喚起する能力。 ひとつの指標でこれらすべてを 把握することはできません。 仮に魔法の指標があるとします。 ひとつの数字から全体像がつかめるのです。 完全な人間の指標があるとします。 測定された人の完全人間指標の 点数が低かったとしても、 その理由は分からないでしょう。 上達すべきは技術的能力か、それとも コミュニケーション能力でしょうか。 だからこそ、 唯一の魔法の指標が魅力的でも、 複数の指標を有するシステムの方が はるかに優れているのです。 指標システムは複数の指標の集まりです。 システムの各指標が業績の 重要な側面を測定します。 例えば学校が、学生の成績で数学、 リーディング、科学を 特に伸ばしたいとします。 さらに創造力、 コミュニケーション能力も 優れていて欲しいとします。 ここでは5つの指標が必要です。 それが学校の指標システムとなります。 ここから学生一人ひとりの 長所と短所が把握でき、 それぞれ必要な能力を伸ばすために リソースを効率的かつ効果的に 使うことができます。 これこそが優れた指標システムの力です。 今日では、複数の指標を用いるのが ベストだということを、 多くの組織が理解しています。 残念ながら、ほとんどの企業が 指標に夢中になり、 何もかも測定しています。…

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