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透過と屈折を設定する

透過と屈折を設定する - Mayaのチュートリアル

コース: Maya 2022 基本講座

透過と屈折を設定する

Arnold の Standard Surface を使用して 透明のオブジェクトを作成したいと いうときに、少し難しくなってくるのが、 透明度と屈折の関係性です。 それでは、この不透明度と屈折の 関係性について、少し見ていきましょう。 まず、このオブジェクトを透明に したいときには、 Arnold の Transmission の値を 上げていきます。 すると、このように、どんどんと 透明になっていきます。 ただし今、屈折率が 1.2 になっているので このように向こう側の光が 屈折した状態になっています。 単純に Transmission を下げただけでは、 このオブジェクトの向こう側の 光が屈折してしまうので、 このように、レンズのような効果に なってしまっています。 例えば、この球体が薄いプラスティックで できているような場合、 屈折が起きてしまうと、 少し不都合な感じになってきます。 この球体の中が中空になっていて、 光が屈折しないという状況を作成するには、 まず、この IOR を 1.2 のまま、 下の方にある Geometry の この Opacity の 値を低くしていきます。 Opacity の値を どんどんと低くしていくと、 このように、向こう側が見えるように なってきます。 このように IOR を設定してしまうと、 どうしても屈折が強くなってしまうので、 中が中空になっているように見せません。 中を中空にしつつ、外側にも IOR を使った 反射を入れたいというときには、 必ず、この Geometry の中の Opacity の値を調整すると良いでしょう。

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