コース: マーケティングの基礎

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ブランドの価値提案を明確にする

ブランドの価値提案を明確にする

価値提案とは、ブランドを利用することで 得られる具体的なメリットについて ターゲット顧客に約束することです。 優れた価値提案を行うには、 マーケティング戦略に沿って 発信していかなければなりません。 価値提案にはさまざまな フォーマットがありますが、 どのフォーマットを使うにしても 必ず盛り込まなければならない、 6つの基本要素があります。 1つ目は、現在の行動です。 つまり業績目標を達成するために 変えたい、顧客の行動で、 ブランドの戦略的焦点になります。 新しい事業カテゴリーであれば、 現在の行動は「そのカテゴリーを 使っていない」です。 ブランドをもっと使ってほしいのであれば、 現在の行動は「このブランドを 時々使っている」または 「古いバージョンの製品を 使っている」となります。 また、競合他社の顧客であれば 「競合ブランドの何々を使っている」 となります。 2つ目は、現在の考え方です。 これは価値提案の土台になります。 現在の考え方は現在の行動と関係があり、 変えようとしている顧客行動を 説明するものです。 顧客インサイトや、他社よりも うまく解決できる顧客課題も ここに含まれます。 つまり解決できれば、 顧客が現在の行動を望ましい行動へ 変えてくれるかもしれない課題です。 3つ目は、望ましい行動です。 これは、将来的に価値提案の実行が 成功した場合に、 ターゲット顧客に求める行動です。 ターゲットオーディエンスの中で、 1人でも多くの顧客が望ましい行動を 取ってくれれば、ブランドの売上目標は 達成できるはずです。 4つ目は、望ましい考え方です。 この考え方により、顧客は望ましい行動を 取るようになります。 企業は顧客の問題解決という価値を アピールしますが、望ましい考え方は この価値に関連していなければなりません。 望ましい考え方は、企業が戦略を 実行した結果として生じます。 5つ目は、顧客提案です。 これは、ブランドがターゲット顧客に 行う説得力のある約束です。 ブランドが提供する優れたメリットと、 それを実現する能力があることを示します。 具体的な証拠によって ターゲットオーディエンスの 考え方が変われば、行動も変わります。 6つ目は、その根拠、 つまりポジショニングのメリットを 裏付ける説得力のある証拠です。 ターゲット顧客に最も訴求力があると…

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