経営陣が考慮していること

リモートチームを考える時 経営陣らが重視することは プロジェクトマネージャーや 中間管理職の視点と異なります。 幹部の視点では ４つの戦略的要素があります。 コストと要件のトレードオフ、 設備コストに対する給与と人材、 顧客との接点、 文化の面での融合です。 １つ目はコストと要件や目標との トレードオフです。 現場と異なるバーチャルチームにおいては 情報の伝達がより難しくなるため 要件や目標を明確化する必要性が 高まります。 距離が離れていることの難しさは 製品の製造やカスタマーサービス ソフトウェア開発の外部委託では 特に問題です。 コスト削減は魅力的ですが 仕様決めや外部チームの教育に かなりの投資が必要です。 海外に委託するなら尚更です。 製造では、使用、プロセス、原材料が 明確に定義されていないと 問題が次々と生じて 解決が追いつきません。 ソフトウェア開発でも事前に要件を 細部まで決めておかなければなりません。 ２つ目もコストが関連します。 この場合、設備のコスト、 給与と適切な人材の確保が トレードオフです。 シカゴやボストンの設備と給与は どうでしょうか。 コストが低いアイオワや アーカンソーのような地域が 魅力的に写ります。 必要なスキルの人が その地域にいれば良い結果を生むでしょうし 説得して転勤してもらう手もあります。 しかし実現には 細部にわたる要件定義が必要です。 低コストの新オフィスビルの響きは 良いですが、 かなりのコストが潜んでいます。 実現すれば収益に効果がありそうですが コストが増えないこと、 プロセスが複雑にならないことを 確認しながら進めなければなりません。 ３つ目は顧客のいる地域に スタッフを配置することの必要性です。 顧客との関係は 極めて重要です。 バーチャルチームでは この部分のコストに しっかりと対処します。 売上の維持や増収を目指すことと リモートチームを支援する コストとのバランスです。 顧客との関係で チームを効果的に機能させるためには 費用をかけてチームに必要な ツールやテクノロジー コミュニケーション設備を用意します。 リモートチームを考えるときの 要素の４つ目は会社の成長と 顧客基盤の拡大のために 他の文化と融合する必要性です。 海外だけとは限りません。 国内でも起こり得ます。 生まれ育った街から…