仕事を公平に任せる

マネージャーの最優先事項は、 予算と時間の範囲内で、 すべてを適切に成し遂げることです。 つまり、人に仕事を任せることが 必要になります。 ここでレッスンを一時停止し、 次の点について考えてみてください。 仕事を任せることに抵抗はありますか。 あるとすれば、それはなぜですか。 最もやりがいのある仕事は、 誰に任せていますか。 単純な作業は誰に任せていますか。 これらの質問に答えてから、 レッスンを再開してください。 答えは出ましたか。 マネージャーが仕事を 任せる上でよくある問題と、 その対処法を紹介します。 マネージャーが仕事を 任せたがらない理由は、 主に３つあります。 １つ目は、自分でやった方が早いからです。 ２つ目は、 その仕事が好きだから、あるいは、 その手柄が欲しいからです。 ３つ目は、忙しい人にさらに 負担を負わせたくないからです。 共感はできますが、これらの感情は 乗り越えなければなりません。 理由は３つあります。 １つ目は人を育てるためです。 仕事を任せることで、 チームメンバーの能力が向上します。 ２つ目はあなたの 燃え尽き症候群を防ぐためです。 全部自分でやろうとすれば、 いつか発症します。 そこまで自分を追い込むことは、 模範的な行動ではありません。 ３つ目として、分担することは 長期的に持続可能な働き方だからです。 チームメンバーに仕事を 任せるべき理由を説明しましたが、 それによって想定外の結果に至る可能性が あることも伝えなければなりません。 それは、仕事の割り振り方に 気を付けなければ、 チーム内に不公平感が 生まれるということです。 それでは、どのように仕事を 割り振ればいいのでしょうか。 仕事には、やりがいを 感じられるものもあれば、 単純な作業もあります。 過去に任せた仕事の中で、重要度が 高そうな仕事を３つ思い浮かべてください。 それらの仕事は誰に任せましたか。 出世コースにのっている チームメンバーではないでしょうか。 あなたが重要な仕事を 毎回同じ人に任せているとしたら、 もっと公平に振り分ける方法を 探ってください。 仕事を任せることには 複雑な側面もありますが、 これはマネージャーの重要な仕事です。 何が最も重要な仕事で、 それを誰に任せるべきかについて、 よく考えてみてください。