コース: 生産的なミーティングをするコツ

自分の意見を伝える

コース: 生産的なミーティングをするコツ

自分の意見を伝える

貢献できないミーティングに 参加する意味はありません。 いままで数えたことがありますが、 半数の人が貢献していないときもありました。 少なくとも一人くらい そんな人がいるでしょう。 あなたがそうでなければいいのですが、 もしそうならこのレッスンが 役立つと思います。 まず単に声が小さいだけの人もいるので 思い切って大きな声で話しましょう。 中には耳があまり良くない人もいますし、 発言が重なることも多いので 普段よりも少し声を 大きくします。 あなたが話しているときに誰かが 咳をしたら少し戻ってもう一度言いましょう。 それから話す内容を整理します。 例えば「リスクが高いと考える理由は 2つあります。」 「1つ目は、」といえば あなたが伝えたいことは明らかです。 どんなことを言うのか示すのです。 例えば「補足したいのですが、 少し複雑なことを説明してもいいですか? 2、3分で終わります。」とか 「概ね同意しますが2つ懸念があります。」 「1つは、」などです。 話の展開を予想できるので 落ちついて最後まで聞くことができます。 質問形式で示すのも良いでしょう。 「商品について もう1つ説明しても良いですか?」と。 少し控えめな表現ですが、 質問の方が参加者に答えてもらう必要があり 全員の注意を引くことができます。 次に繰り返し言うことを 恐れないでください。 誰からも反応がなければ もう1度言います。 聞こえなかったのかもしれません。 どうやらミーティングが始まって 30 分もたつと 内容の半分くらいしか 耳に入らないようです。 ぼーっとしたり前に出た意見や 次に言うことを考えていたり 夕食のメニューを思い浮かべたりします。 ですから繰り返し言うべき場面は よくあるものです。 意見を言ったのに 反応がないなら もう一度要約して言い直しましょう。 例えば「皆さん、倍の価格で 作業量を減らしつつ 利益を維持するという 私の意見はどうですか?」と聞きます。 合意が目的ではないので 意見が異なるのは構いません。 新しい意見や情報を提示したら それは有益な貢献です。 では発言にどのくらいの 時間をかけるべきでしょうか。 参加者が 10 人のミーティングでは 一人当たり全体の 10% の時間ずつ 話すのが理想です。 あなたの持ち時間が配分より 短いのは不公平ですよね。 話好きな人もいるので完全に 等しくなることはないでしょう。 大まかなルールですが配分された時間を 十分に使うことを目指します。 少なくとも半分です。 10 人のミーティングなら 全体の時間の 5% です。 配分された時間より長く話すのは 自分勝手です。 しかし短すぎるのも 貢献できていない証拠です。 長くて配分された時間まで 最短でも半分の時間は話しましょう。 つまり参加者が 10 人なら あなたの時間は全体の 5% から 10% です。 参加者が5人なら 10% から 20% です。 面白いことに相手が一人なら 4分の1から 半分の時間は話していることになります。 私はこのルールが気に入っています。 あなたは自分の貢献度について どう感じていますか? ミーティングに貢献していますか? 必要な時に発言していますか? 次回は貢献度を上げられそうですか?

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