Power BIでデータを管理する

Excel に複数のテーブルがあって それぞれのテーブルが相互に 関係している場合があります。 このようなテーブル間の相互関係を リレーションシップと言います。 このレッスンでは Power BI の高度な機能を使用して 複数のテーブル間の リレーションシップを構築する方法を ご紹介します。 Microsoft Store から Power Bi のデスクトップアプリを ダウンロードできます。 Power BI を起動すると、 スタート画面が表示されます。 x で閉じて ワークスペースに進みます。 作成途中のレポートを開きます。 このレッスンでは 「カスタマーレポート.pbix」という ファイルを使用します。 このレポートには名前や住所などの 顧客情報のリストがあります。 また注文情報が入力された Excel ブックを別に準備してあります。 これらを組み合わせて レポートを完成させたいと思います。 画面の上にあるリボンの「ホーム」タブで 「Excel ブック」を選択します。 「販売データ.xlsx」という ブックを使用します。 このブックを選択して 「開く」を選択します。 「詳細」と「販売データ一覧」という ２つのテーブルにチェックを入れて、 「読み込み」を選択します。 テーブルの読み込みが完了すると、 右側のデータパネルに表示されます。 左側のメニューで 「モデルビュー」を選択します。 Power BI が検出した 異なるデータ間のリレーションシップが 表示されます。 画面の上にあるリボンの「ホーム」タブで 「リレーションシップの管理」を選択します。 販売 ID が詳細テーブルと 販売データ一覧テーブルに 共通するフィールドになっていることが わかります。 また顧客 ID は 販売データ一覧テーブルと 顧客テーブルと共通するフィールドに なっています。 これにより３つのテーブルが リレーションシップで連結しています。 ２つ目の行を選択して、 「編集」を選択します。 「カーディナリティ」は 関連するテーブル間のデータの 関係性や重複度を表す指標です。 顧客テーブルにおいて 顧客 ID は テーブル内の各行で重複する値として 存在せず、 一意のキーとなるフィールドですが、 販売データ一覧テーブルでは 顧客 ID は複数回出てきます。 Power BI では この関係性を自動的に検出するので 「多対一」と表示されています。 上に表示されている 販売データ一覧テーブルでは 顧客 ID が多数あり、 下に表示されている顧客テーブルでは 顧客 ID が一意であることを 意味しています。 Power BI では 複数のデータテーブルを簡単に インポートすることができます。 テーブル間に共通するフィールドを 検出することで、 テーブル間のリレーションシップを 簡単に構築できます。 これにより、複数のテーブルを連結した レポートの作成が可能になります。 リレーションシップの構築は データを扱う際の高度なスキルの ひとつですが、 Power BI を使用することで 簡単に実現できます。