コース: 多様性に富んだチームをマネジメントするには

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不適切な言動へ対応する

不適切な言動へ対応する

チーム内の不適切な行為が 非常に厄介なかたちで 忍び寄ることがあります。 たとえば、順調に協力して プロジェクトを進める中、 誰かが民族に関する下品な冗談や くだらないコメントを言ったとします。 さらに悪いことに、チームメンバーに その民族や文化に該当する人がいたのです。 冗談のつもりで言ったコメントでしたが、 発言の瞬間、それが本当に ひどいことであることが 相手の表情から見て取れました。 言葉は人を傷つけることがあります。 この機会を通じて、マネージャーは どのように言動に対処し、 再び不適切な言動があった場合は チームが互いに間違いを正すよう 促すことができるでしょうか。 レノラ・ビリングスハリスは、 STOP(ストップ)と呼ばれる 4ステップの手法を考案しました。 ほとんどの状況に適用できますが、 特に多様性の問題に対処するために 考案されたものです。 「S(エス)」のステイトは不適切な言動を 客観的に指摘することです。 変える必要がある部分について 対象者に具体的かつ客観的な方法で 説明します。 対象者が怒りや否定の反応を示す 可能性を抑えるために、 感情を中立に保つようにします。 感情を入れずに事実を伝える例を 紹介します。 ボブ、私の考えをばかげていると言った 発言について話し合いたいのです。 「T」のテルはこの言動をされると どう感じるのかを対象者に伝えることです。 ここで自分の気持ちや意見を加えても 構いませんが、議論にならないように 気持ちの方を伝えることをお勧めします。 できる限り論理的に説明し、 感情的にならないようにします。 同じくボブが相手だと、 「傷つきましたし、尊重されていないと 感じました」と伝えます。 「O」のオプションズは対象者に 選択肢を与えることです。 してほしくない言動について 伝えることに加えて、 してもよい言動をいくつか提案しましょう。 ボブの例に戻ると 「非常識とか、非論理的といった 別の言葉を使ってもらえませんか。 考えを詳しく説明するよう 指摘いただくとさらに助かります」 と伝えます。 「P」のポジティブは肯定的な結果です。 対象者に言動を変えた場合の 肯定的な結果を伝えましょう。 最後にボブには 「そうすることで職場での関係も コミュニケーションスキルも 改善されると思います。…

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