コース: 社内で誰もが使いやすいアクセシビリティの事例を作る

今すぐコースを受講しましょう

今すぐ登録して、23,200件以上登録されている、業界エキスパート指導のコースを受講しましょう。

ユーザビリティを重視する

ユーザビリティを重視する

アクセシビリティ基準に沿って製品や サービスを評価することは、 障がい者のニーズを満たす第一歩です。 アクセシビリティというと、 ウェブサイト、アプリ、 ソフトウェアなどの技術面に着目しがちで、 ユーザーエクスペリエンスに 目を向けないことがあります。 一方、ユーザビリティは、 利用者にとっての使いやすさや 実際の使用感を考え、 ユーザーエクスペリエンスの質に 着目します。 たとえば、オンラインで買い物をする際に 操作が面倒ではないことや、 ネットバンクで送金手続きをしたあとの 顧客満足度です。 製品のデザイナーは、 さまざまな使用例をもとに、 アクセシビリティとユーザビリティの 両方に配慮することで、 誰にとっても使いやすい ユーザーエクスペリエンスを実現します。 たとえば色のコントラストは、 色覚異常がある人だけでなく、 直射日光のもとで携帯や タブレットを使う人にとっても大事です。 また字幕は、耳の不自由な人や 難聴者の視聴体験を向上させるだけでなく、 騒がしい環境で動画を見る場合に便利です。 ユーザーがテクノロジーに 合わせるのではなく、 ユーザーに合わせてツールを開発します。 アクセシビリティとユーザビリティを 実現する1つの方法は、障がい者を 制作プロセスに加えることです。 障がい者は独自の アイデアや経験を持っていて、 それを製品のデザインに 取り入れることは重要です。 これこそがインクルーシブデザインです。 インクルーシブデザインとは、 人間の多様性を活かして 開発を進める手法です。 つまり、さまざまな視点を持つ人を 受け入れ、そこから学びます。 偏見が排除を生むのに対し、 インクルーシブデザインでは、 排除を認識し、多様性から学んで 問題を解決します。 その価値は多くの人に還元されます。 アクセシビリティ基準は、 ユーザビリティの向上につながるのです。 ユーザビリティや インクルーシブデザインに焦点を当てれば、 誰にとっても効率的で使いやすい ユーザーエクスペリエンスが 実現するでしょう。

目次