コース: イシューから始めるロジカルシンキング

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イシューをつかめないとどうなるかを知る:論点編

イシューをつかめないとどうなるかを知る:論点編

ここでは、会話の中で イシューをつかめないとどうなるのかを 具体的に見ていきましょう。 イシューをつかめないと こうなってしまう、 という例を見ていきます。 上司が、「A 社の売上が大きく下がった 原因を分析してきてください。」と 部下に言いました。 そして、部下は 「調べてきました。 A 社の来客数が減っていました。」 と報告します。 それに対して上司は、 それって売上が 大きく下がった原因と言えるの? 調べただけでは分析したと言えないよ。 その程度の来客数減なら、 ここまで大きく売上は下がらない。 他に原因があるでしょ。」と言いました。 部下は、「すみません… やり直してきます。」 ということになってしまいました。 それでは、ポイントを赤字にしたので、 見てみましょう。 部下は、上司の言う 売上が大きく下がった原因、 ここの「大きく」という観点が 抜けてしまいました。 そして、売上が下がった原因として、 来客数減を提示したのですが、 上司からは、「その程度の来客数減なら ここまで大きく売上は下がらない」と 指摘されてしまったのです。 部下は、イシューをつかめないまま、 突っ走り、時間をかけて 緻密なグラフを作りました。 でも、この時間は 無駄になってしまったのです。 イシューをつかめないまま 作業をすると、 作業時間がムダになるだけではなく、 やり直しの仕事で業務時間を圧迫し、 発注者からの信頼を 失うことにもつながります。 イシューをつかめないことによる 非効率を起こさないよう、 気をつけていきましょう。

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