コース: ビデオのカラーコレクション入門

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暖色、寒色のトリートメント

暖色、寒色のトリートメント

このレッスンでは 色の温かさとクールさの演出を行います。 今、このサンプルは割と全体に色の バランスが取れた無難な形となっています。 例えば、これ全体が もっとオレンジよりの感じになってくると 温かみを感じたり、 優しさを感じたりします。 食べ物だったら、 ちょっと美味しそうな感じもしてきます。 そうしたオレンジっぽい色の傾向ですね。 それを暖色と呼びます。 一方、逆に全体が青っぽかったら ちょっとクールでアート的な感じがしたり また、かっこいい感じがしたり また、ドキュメンタリーであったら 生々しい感じがしたり ちょっと寒々しい感じも含めて そうした全体に一歩引いたような 見え方がしてきます。 そうした青っぽい色の傾向を寒色 寒い色と書いて 寒色と読みます。 全体を暖色傾向にするか 寒色傾向にするか 作品をどう感じさせたいか そうした演出の大事なポイントとなります。 では、まず全体をちょっと試しに 暖色より、寒色よりにしてみましょう。 では、新規で調整レイヤーを作ります。 そして、調整レイヤーを 全部のクリップの上にかけます。 この状態でウィンドウから Lumetri カラーを出して 調整レイヤーの Lumetri カラーで 操作してみましょう。 まず、一番手っ取り早くやる時には 基本補正の色温度です。 これは見てそのままですけど。 オレンジよりに持っていくと 全体が暖かい感じになります。 そして青よりに持っていくと ちょっとクールでアーティスティックな 感じになってきます。 この色温度のスライダーは 割と真っすぐに変わるだけですけど もう少し細やかに変えることもできます。 では次にカーブの このカーブのところですね。 この白い線を操作すると 全体の明るさが変わりますが この赤のチャンネルを選びます。 そして真ん中あたりに ポイントを作って これでちょっとドラッグしてみると 右下に行くとだいぶ青っぽさが増して 寒色傾向になります。 逆に左上に行くと こんな感じで暖色傾向になります。 そしてこのカーブの作り方によって 雰囲気がだいぶ変わってきます。 今回はこの工房の ドキュメンタリー風の映像なので ちょっとクールな感じで 寒色よりの雰囲気にしてみましょう。 そうすると例えば、もともともっと オレンジ色が多いような画面であっても だいぶ違いますね。…

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