コース: LinkedIn Talent Insights 入門

競合分析での活用例 - Talent Insightsのチュートリアル

コース: LinkedIn Talent Insights 入門

競合分析での活用例

このレッスンでは、競合分析での Talent Insights の 活用例を紹介します。 まずは企業レポートを活用していきます。 「レポートを作成」をクリック、 競合分析をしたい対象の企業名を 入れていきます。 例えば今回は、LinkedIn を 分析していきましょう。 御社がアメリカに進出をして こういった企業をターゲットに エンジニアを例えば採用したいというふうに 例を話していってみたいと思います。 まず LinkedIn 全体の データが出てきますが、 アメリカにデータを 絞り込んでいきたいと思います。 「アメリカ合衆国」を選択、 そして「部署」ですね。 エンジニアを採用していきたいので、 「エンジニア」部門を選択していきます。 「適用」をクリック、 そうすると、LinkedIn の中にいる アメリカでのエンジニアの総数が 見えてきます。 約 3,000 人の方が今 LinkedIn の社員として エンジニア部門、関連部門にいるというのが わかります。 年間約 800 人を採用していて、 21%、昨年期ですね、 成長しているのがわかります。 離職率 9%、 平均の在職期間が 2.4 年ですね。 概要としてこういったデータをまず 見ていきます。 社員の配属先、人材の流出先、 それから採用元ですね。 それから社員のスキルと動向、 どういったスキルが中にあるのか、 どういうのが急上昇のスキルなのか。 また出身校と専攻、男女比、 こういったデータを概要として まずは見ていきます。 ではもっと具体的に 見ていきたいと思います。 特にまず「場所」ですね。 どういった場所にこのエンジニアが LinkedIn の社員が 配属されているのかというのを 見ていきます。 当然バブルサイズが大きい所が 社員数が多いということになってきますが、 本社がサンフランシスコベイエリアに あるために、やはり 非常に多くの社員がいるというのが 一目瞭然としてわかってきます。 ただそれでもニューヨークの方にも 拠点があったり、 それ以外の所にも数がちらほらと 社員が分散しているというのが はっきりとわかってきます。 次に「役職」レベルを見てきましょう。 エンジニアの部門といっても いろんなタイトルの方が いらっしゃるというのが このデータを見てわかります。 特に多いのがやはり ソフトウェアエンジニアですね。 ここが非常に多い人数だというのが はっきりとわかってきて、 こういうタイトルの方々がいらっしゃると。 次に「人材の流れ」を見ていきますが、 毎月どういう数の人材が流出し、 流入してきているのかというのが 上の線グラフで見ていきます。 続いて、トップ 100 社ですね。 こういう会社にこういう人材が 流れていっているというのが 一目瞭然でこちらもわかるんですが、 採用数、それから退職者数と 右左とデータが見て取れますが、 非常に多くの人材が動いているというのが はっきりとわかってきます。 こういったターゲットになっている企業が どういった所に人材を流出しているかを 見ることによって、 御社がターゲットにできるのか。 例えば急務の援助としても ターゲットになり得るかというのを ひとつ検討していくことが できるかと思います。 それからロケーションとしても データを見ていくことができます。 どういった町で人が出て行っているのか、 どういった所が人が入って来ているのか といった所も見えるので、 このロケーションでは非常に LinkedIn は採用に成功しているようだと、 だけどこの辺りは弱いというのが はっきりと見えてくるので、 自分たちの会社がどこで戦っていくのか というのも例えば分析していく ということもできますし、 このエリアで非常に LinkedIn の人材が出て行っている ということであれば、 そこをターゲットにしていこうというふうに 考えることもできるかと思います。 続いて業種ですね。 どういう業種に LinkedIn の社員が 流れていっているのか入って来ているのか、 こういった分析も可能です。 では続いて「離職」の方にいきます。 離職に関しては、どういう町が 特に人が減ってきているのか という所までしっかりと 見ることができます。 ここではっきりわかっているのは やはり高い離職率ですね。 色が濃いブルーの所になっていますけども、 ここはシアトルエリア、 非常に高いというふうに見えています。 ここはもしかしたら 組織再編か何かをしているのか、 非常に人材が流出している 何かが起きているということを 予測できるので、 このエリアでこういった企業を ターゲットにしていこうであるとか、 考えていくことができるのかなと思います。 続いて、「スキル」ですね。 どういうスキルを持った人が LinkedIn のエンジニア部門には 多いのかというのが、 これもわかってきます。 これを見ることによって、 御社がターゲットにしたい人達が 適切なスキルを持っているのかということも はっきりわかってきますし、 逆にどういうスキルが競合会社としては 持っていないのかというのも 見ていくことができます。 また、最後ですが「学歴」ですね。 どういった大学の出身の方が 多いのかですね。 それから学歴として学位、 どういうレベルの方が多いのか。 それから専攻、 どういった専攻の方がより多く LinkedIn の中に 入って来ているのかですね。 こういった所も分析していくことによって、 御社との違い、 どういった所に差があるのか、 どういった所から人材が来ているのか というのを分析していくということが 可能になります。 ここまで LinkedIn を 競合会社として見た場合、 特にアメリカのエンジニリング部門、 そこで御社とどう違うのか、 どういうふうな所が類似しているのか、 どういった市場が より競争が激しい所なのか、 どういった所から 人材を取っていけそうなのか、 こういったような見方をできるという お話をしてきました。 このレッスンでは、競合分析での Talent Insights の 活用方法を紹介いたしました。

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