コース: データ分析 入門2:基礎知識を応用する

プレゼンテーションにPowerPointを活用する

コース: データ分析 入門2:基礎知識を応用する

プレゼンテーションにPowerPointを活用する

ミーティングに出席しているとき、 この情報を作成するために使ったツールを そのまま使用して、 プレゼンをしているアナリストもいます。 それは、ダッシュボードでできることを すべて見てもらうことができるので、 一見、正しいことのように見えます。 ですが、それは、アナリストが 何ができるかを見せているためで、 そのデータを見ている経営陣は、 データの中身を理解するのが 難しくなります。 ダッシュボードの情報を いろいろと見てもらうのではなく、 何を見ているのかを理解してもらうために 画像を見せた方が、 説得力がある場合もあります。 例えば、1時間以内に 情報を提示しなくてはならない場合、 PowerPoint のようなツールを 活用すれば、 情報に集中してもらうことができます。 ダッシュボードを作成し 皆に初めて公表する際は、 内容を理解しやすい PowerPoint で プレゼンすることがおすすめです。 すでに学びましたが、 Power BI でワークスペースに パブリッシュすると、 その PowerPoint を エクスポートして 会議で使用できます。 操作を見ていきましょう。 2枚目のスライドを選択すると、 Power BI にリンクされていることに 気づきます。 まず、右クリックし、 「リンクの削除」を選択します。 プレゼンの途中で 誤ってリンク先に飛んでしまうことを 避けるためです。 次に、スライドを右クリックし、 「スライドの複製」を選択します。 こうすれば、この特定の情報を使い 作業することができます。 フィルターを説明するスライドを 作成します。 「挿入」タブの「図形」から 「正方形 / 長方形」を選択し、 情報部分を覆い隠すようにドラッグします。 図形の透明度を調整します。 図形の上で右クリックし、 「図形の書式設定」を選択します。 「塗りつぶし」の「透明度」を 調整します。 30 度くらいにします。 こうすることで、 情報がそこにあることは分かりますが、 右側で強調表示していることがわかります。 さらに強調表示していきましょう。 スライド2の画像を 右クリックしてコピーし、 スライド3に貼り付けます。 Ctrl キーを押しながら V で貼り付け、 「図形の形式」タブの 「トリミング」をクリックして、 月単位部分を抜き出します。 ドラッグして中央へ移動します。 さらにトリミングして調整し、 大きさも整えます。 さらに図形を挿入します。 双方向の矢印線を挿入します。 色を変更し、少し太くします。 次に、「テキストボックス」を挿入します。 このテキストボックスには、 「各月をフィルタリングすることも、 複数月の全体をコントロールすることも できる」と書いておきます。 テキストを中央に配置し、 サイズを大きくします。 そして、太字にします。 これで、フィルターについて 説明するスライドが作成できました。 再び、スライド2を複製し、 下へ移動します。 マルチカードで行なわれるソートについての 説明を作成します。 何を強調するかは ダッシュボードによって異なりますが、 同じツールを活用することができます。 「挿入」タブの「図形」から 「正方形 / 長方形」を挿入し、 配置します。 「透明度」を 30 にします。 さらに、左中括弧の図形を挿入します。 色を変更します。 太さも調整します。 そして、「テキストボックス」を 挿入します。 「適用されたフィルターに基づいて、 最も高い数値にフィルターされます」と 入力します。 文字を中央揃えにし、 大きくし、さらに、太字にします。 背景の図形の透明度を少し調整しましょう。 そうすることで、さらに際立ちます。 最後に、もうひとつ作成します。 スライド2を複製し、 一番下に移動します。 中央部分がフォーカスされるよう 「トリミング」を使い、切り出します。 こうすることで、 ダッシュボードを使用する際の重要性を 説明する際に、 この情報に焦点を当てることができます。 では、スライドショーを 実行してみましょう。 スライドショーを開始し、 最初から順に ダッシュボードの各パーツを 説明していきます。 データアナリストの目標は、 データツールについて知っていることを 示すことではなく、 データから発見したことを示すことです。 PowerPoint を活用することで、 新たに開発されたダッシュボードの 価値を共有し、 ユーザーがダッシュボードを 使い始めやすくなります。

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