コース: 組織のリーダーとしてアライシップを実践する

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センタリング、受容、アライシップ

センタリング、受容、アライシップ

アライシップにおいて、 相手の気持ちを考えることは重要です。 あなたが支援しようとする人たちは、 人生の大半を通じて戦い続けています。 これまでに想像もつかないほどの 勇気や粘り強さを持って戦い、 影響力を発揮してきたはずです。 つまり、彼らには声を上げる力が ないというより、むしろ力があり、 これまで相当な進歩を遂げてきました。 それでもなお、さらに前進するために、 アライ、つまり権力や影響力を持ち、 障壁を取り除くために一緒に 尽力してくれる人を必要としているのです。 よくありがちなのが、 弱い立場にいる人たちが必死に 戦っているときに、アライがやってきて、 状況や意向をきちんと確認することなく 行動し、結局、当事者の負担を 増やしてしまうという事態です。 もちろん「何をすればいいですか」 と聞くでしょう。 意欲があるのはよいことですが、 人に頼るだけではいけません。 時間をかけて自分で調べたり、 自分の特権を利用してできることを 考えたりして、どのように サポートできるのかを 自ら考える必要があります。 また、体験談を聞いたときには 「信じられない。あり得ない」とか、 「それは見たことがない」とか、 「私の周りでそんなことはなかった」 などと、言わないでください。 あなたは彼らのような体験を したことはないはずですから、 まずは彼らの話を信じ、 興味をもって真剣に聞きましょう。 ブリオナ・テイラー事件について 考えてください。 彼女は家に踏み込んできた警察官に 銃で撃たれて殺されました。 これは、特に黒人女性にとって 本当に衝撃的な事件でした。 黒人女性を支援するアライであれば、 「何かできることはありませんか」 とつい聞いてしまうかもしれませんが、 ここであなたにできることは、 何もせずにそっとしておいてあげることかも しれません。 嘆き悲しんでいるときに人に指示を 出すことなど、できないからです。 また、彼らが置かれている状況について 学び、関係を築いてきたのであれば、 知人の黒人女性に「力になりたい」 と言ってあげるだけでもよいでしょう。 もしかしたら「私たちのために 声を上げてください」とか、 「起こったことを、 周りの人に話してください」とか、 「一緒にイベントに参加してください」 と言われるかもしれません。 アライとして、そうした要望に…

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