アライになって業界や地域を形成する方法

多くの人はアライシップが職場、 地域、業界に通じているものであることを 理解していないようです。 広い視点が必要です。 アライシップを実践するには、地域や業界で 何が起きているか、 さまざまなグループの人たちが どのような影響を受けているかを 考えてください。 世の中は中立だと思いがちですが、 実際はそうではありません。 世の中は、優れている人とそうでない人 という認識で成り立っています。 多くの意思決定やシステムは、 特定のグループに有利なように 作られているのです。 まずは特定の政策について、 自分がサポートしようとしている 人たちにとってどのような意味があるのか、 不利になっている部分はないかを 考えてみてください。 たとえば、 地域の住宅の歴史を調べてみると、 そこには長年にわたって排除の歴史が 根強く存在し、近隣住民の多様性が低いのは そのためだということが わかるかもしれません。 その場合、あなたはどうしますか？ 新型コロナウイルスをきっかけに、 同じ地域に暮らし、 同じ職場で仕事をしていても、 一人ひとりの経験はまるで違う ということがわかりました。 ある人が「同じ嵐の中にいるが、 同じ船に乗っているわけではない」 と言ったとおりです。 仕事や収入、持病があるかどうか、 家族構成など、一人ひとりの状況は さまざまであり、それによって、 同じ嵐の中でもそれぞれの経験は 大きく異なります。 地域や業界でこうした問題に直面したとき、 リーダーとしてできることは、 まず自分のグループの人たちから話を聞き、 具体的な政策や置かれている状況に 不公平がないかを確認することです。 特に、不利な状況に 置かれている人たちから、 特定の意思決定による影響や機会の 与えられ方について意見を聞きましょう。 言い換えると、特定の政策や慣行によって 同じグループの人たちが不利を 被り続けることがないよう、 あなたが変えられること、 あなたにできることに目を向けるのです。 そうすることで、競争条件を平等にし、 全員に機会が与えられるようにすることが できます。