コース: 業務スキルを学ぶ:サプライチェーンとオペレーション

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需要を予測する

需要を予測する

会社を維持するには、 顧客の買いそうな商品を知識に基づいて 推測する必要があります。 このような推測を需要予測と言います。 需要を予測するには2つの方法があります。 定量的予測と定質的予測です。 わかっています。 逃げ出したくなる専門用語です。 でも実は、考え方はシンプルで、 理解できていれば役に立ちます。 これから説明します。 定量的予測をするには、 過去の統計データを確認します。 平均需要はどのくらいか、 それは時間とともに変化するか、など、 何らかの傾向を探してください。 需要にはリズムやサイクルがあります。 たとえば、手袋の売上は毎年、 冬の訪れとともに急増し、 冬の終わりに急に減る、というのも 一種のサイクルです。 傾向やサイクルを考慮しながら 平均売上を分析すれば、 知識に基づいて将来を 推測することができます。 これが定量的予測です。 でも定量的予測が 役に立たないこともあります。 たとえば、過去の記録がない 新製品を発売する、 政府による新たな規制導入で 大きな商機があるかもしれない、 などの場合です。 そのような場合は、自分の判断で 定質的予測をしなければなりません。 定質的予測では、自分がもっている 商品や顧客、市場に関する知識に基づいて、 「売上はきっとこうなる」と見積もります。 ここで予測に役立つヒントを 3つ紹介します。 1つ目に、予測した数字と実際の 数字の違いを比較します。 この違いを分散と呼びます。 より正確に予測したければ、 分散についてしっかり調べましょう。 2つ目に、予測が実際の需要より高い、 低いといった傾向がないか確認します。 これを偏りと言います。 予測に偏りがあって、実際より高すぎる、 または低すぎるという傾向があれば、 次回予測のときにそれを考慮します。 3つ目に、 先の予測をしようとすればするほど、 間違った予測になる可能性が高くなります。 ですから、定期的に予測を見直すことと、 キッカリした数字でなく、 範囲を予測することをお勧めします。 顧客の今後の購買金額がわからなければ サプライチェーンは運営できません。 定量的方法と定性的方法で需要を 予測しましょう。 過去の予測を見直して分散と 偏りの原因を調べれば、 あなたの予測スキルは必ず 上達するでしょう。 私が保証します。

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