サプライチェーン内で出荷する

友人から部品調達について 面白い話を聞きました。 働いていた石油掘削リグが 壊れたのですが、 リグの維持には１日 20 万ドルもかかりました。 修理に必要な部品はたった 100 ドルだったのに、 地球の反対側から部品を輸送したあと、 チャーターしたヘリコプターで 運ばなければならなかったそうです。 これは極端な例ですが、 サプライチェーンで働いていれば、 あなたも何かを 出荷することがあるでしょう。 最適な出荷方法の選択は難しいので、 まずは用語の説明から始めます。 出荷するモノは貨物、 輸送方法は輸送モード、 出荷する側を荷主と呼びます。 もっとも一般的な輸送モードは、 飛行機、鉄道、トラック、船です。 輸送サービスを提供する会社は さまざまな名前で呼ばれています。 運輸業者と呼ばれたり 輸送会社と呼ばれたりしますが、 最もよく聞くのは、 サードパーティロジスティックス、 略して ３PL（スリーピーエル）という 呼び名です。 では、出荷するときに覚えておくと 便利なヒントを紹介しましょう。 まず、６つの目標があります。 正しい商品を正しい顧客宛に正しい住所と 正しい日時に正しい状態で、 最低コストで届けます。 ときには、通常より高い輸送費をかけて、 商品を迅速かつ安全に届けた方が よい場合もあります。 ２つ目は貨物輸送の費用、つまり運賃です。 運賃は普通、４つの要素で決まります。 積荷のサイズと重さ、輸送スピード、 特別な扱いが必要か否かです。 ３つ目は、輸送方法と運輸業者によって できることが異なります。 たとえば、割れ物や危険物は通常の方法で 輸送できない場合があるため運輸業者の 選択に注意が必要です。 多くの運輸業者は自宅や私書箱に 荷物を届けてくれません。 ４つ目に、運賃は場所によって異なり、 短期間で変動する場合があります。 たとえば、燃料価格が上がったら、 運輸業者は赤字にならないように 運賃を値上げするでしょう。 最後に、国際輸送はいろいろな要素が 関与する複雑なものです。 政府機関の規則が多いのでしっかり守って、 問題が起きないようにしましょう。 通関業者や海運貨物取扱業者など、 そのような規則を理解している 専門家の助けを借りてください。 顧客に価値を届けるには、 必要なモノを必要な場所に 届けることが重要です。 これらのヒントを参考にして、…