コース: Java 基本講座

論理積(AND)

このレッスンでは論理積、 つまり論理演算の AND を行う方法を紹介します。 論理演算の AND とは日本語では 「且つ」という言葉で表現できます。 つまりある条件が成立している、 且つもう1つの条件が成立している場合のみ 成立する条件です。 では実際に Java のコードを 見てみましょう。 画面に表示されているコードでは まず int 型の a という変数に 100 という値が代入されています。 そしてブーリアン型の flag1 には a が 50 以上の時は true になり そうでない場合には false が 代入されるように コードが書かれています。 flag2 に関しては a が 120 以下の場合に true、 そうでない場合には false が代入されるように コードが書かれています。 ではこの状態で一度実行してみましょう。 両方とも true という値が 表示されましたね。 では flag1 が成立している、 且つ flag2 が成立している場合にのみ 成立する、そのような条件を ブーリアン型で書いてみましょう。 boolean と書きます。 変数名は result、結果としましょう。 = を書いて flag1 と書きます。 そして、&マークを2つ記入してください。 その後に flag2 と書きます。 最後に ; を入力してください。 このようにして result という変数には flag1 と flag2 両方が成立した時にのみ ture が入るようにしました。 それ以外の場合には false が入るようになります。 ではこの result という変数を コンソールに表示しましょう。 実行します。 flag1 と flag2 両方が true ですので result も true になった ということがわかります。 ではここで a の値を 少し変えてみましょう。 例えば a を 10 にするとどうなるでしょうか。 こうすると flag1 が成立しなくなりますね。 a は 50 以上ではなくなったからです。 ではこの状態で もう一度実行してみましょう。 flag1 の値が 確かに false になりました。 そして flag2 は true のままです。 しかし result という変数は false になったということがわかります。 flag1 と flag2 の両方が true になっていないので result も false になってしまった ということですね。 現在のこの条件は a が 50 以上且つ a が 120 以下という条件になっています。 これをもっと簡潔な仕方で 書いてみましょう。 まずこの9行目から 14 行目を削除します。 そしてここに a が 50 以上、 且つ a が 120 以下という条件を記入しました。 これは先ほどのコードと 全く同じ結果になります。 現在実行すると result は false になりました。 何故ならば a が 50 から 120 の間に 入っていないからです。 このコードはもう少しわかりやすく 書くことができます。 この左側の a が 50 以上である という条件を 逆向きに書いてみましょう。 50 が a 以下である という条件に書き換えます。 このようにすると a という変数が 50 と 120 に挟まれた形になります。 ですから a が 50 以上、120 以下である という条件が わかりやすくなるのではないでしょうか。 この状態で実行してみると やはり false になりますね。 では a が 100 だったら どうなるでしょうか。 true になりました。 a が 50 以上、120 以下であるという条件が 正しく判定されましたね。 このレッスンでは論理積、 つまり論理演算の AND を行う方法を紹介しました。

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