コース: Java 基本講座

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キャスト

キャスト

このレッスンでは Java のキャスト と呼ばれる機能について紹介します。 まずは表示されているソースコードを ご覧ください。 7行目では byte 型の変数 a に 100 という値が代入されています。 次の行8行目では long 型の変数 b に 変数 a の値が代入されていますね。 a と b は異なる変数タイプです。 ではこの状態で実行すると どうなるでしょうか。 100 と表示されました。 異なる変数のタイプでも 両方とも整数ですから a から b に値を移すことはできる ということがわかりますね。 ではこの変数タイプを 逆にしてみるとどうなるでしょうか。 変数 a のタイプを long 型にします。 そして変数 b のタイプを byte にします。 こうすると何やら行番号の左 8と書いてある所の左に エラーマークが表示されていますね。 このエラーマークに マウスカーソルを合わせると 型の不一致、long から byte には 変換できません と表示されています。 これは何故でしょうか。 何故かというと long 型の変数 a というのは 非常に大きな値を保持できる変数 いわば 大きなサイズの箱 のようなものなのですが byte 型の変数 b というのは -128 から 127 までの比較的小さな値しか 保管できない 小さな箱のようなものだからです。 大きな箱から小さな箱に 中身を移し替えようとした場合 場合によっては入りきらない リスクがありますね。 Java ではその問題を回避するために これを文法上のエラーとして扱います。 ですから実行しようとしても このようなエラーメッセージが表示され 実行することはできません。 しかしコードをよく見てみると a に代入されている値 100 というのは byte 型でも十分扱うことができる 範囲の数値です。 ではこれを代入したい場合 どうすればよいのでしょうか。 この場合にキャストと呼ばれる 記述を使います。 まず a の前に カーソルを合わせてください。 括弧を書き入れましょう。 丸括弧と丸括弧閉じです。 そしてこの間に byte と記入してください。 これがキャストと呼ばれる記述です。 こうすることによって 変数 a が強制的に byte 型として扱われ、それが 変数 b に代入されるわけです。…

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