コース: ハイブリッドワークで働く従業員のためのITサポート

現在の労働環境おける従業員の種類

こんにちの世界はわずか数年前と まったく変わっています。 リモートワークで働く人は 90 年代からいましたが、 一般的には出張の多い一部の職種に限られ、 「出張族」と呼ばれていました。 しかし現在では、 従業員の 90%以上が 常時リモートで働くケースも想定され、 今までとは異なるトレーニングや 考え方が必要です。 こうした新しいビジネス戦略を 理解するには、今後予期される 3種類の従業員に目を向けます。 1つ目は、オフィスワークの従業員です。 同じ場所に集まって働く、 従来どおりの出社勤務の人たちであり、 メール、電話、ビデオ会議を使用して、 オフィスから離れた場所にいる 同僚やクライアント、関係者と やり取りすることが考えられます。 2つ目は、リモートワークの従業員です。 完全にリモートで働き、 必要に応じて年に数回ほど ミーティングのために出社します。 常に、または不定期に旅行をしながら 働く場合も、完全に在宅で 働く場合もあります。 3つ目は、 ハイブリッドワークの従業員です。 自宅でも会社でも勤務する人たちであり、 ほとんどの組織にとって 最も一般的で多数を占め、 かつ新しい働き方の従業員です。 対面でのミーティングが 必要かどうかで勤務場所を選ぶため、 簡単に移動できる必要があり、 両方の場所に専用オフィスが いるかもしれません。 こうした働き方には、 データセキュリティの課題が伴います。 リモートおよびハイブリッドワークの 従業員がスムーズで安全にデータに アクセスできる仕組みを考える 必要があります。 加えて、従業員に適切な トレーニングを行わないと、 ソーシャルエンジニアリング攻撃によって データが侵害される恐れがあります。 同僚になりすますメール、 従業員と思われる人物からの電話、 セキュリティの低いデバイスに対する IoT(アイオーティー)ハッキングによって 機密情報の漏洩が起きるかもしれません。 IT(アイティー)担当者は手一杯になり、 電子データの侵害対策に 追われ続けることになります。 組織のリーダーとして常に警戒を怠らず、 学び続けることが必要です。

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