コース: ITセキュリティの基礎:基本概念

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暗号化でデータを保護する

暗号化でデータを保護する

データを保護するには、アルゴリズムと 鍵を使いデータをスクランブルして 読めなくする暗号化が最適です。 ここでは、対称鍵暗号方式と 非対称鍵暗号方式の 2つの暗号化について説明します。 暗号化では、「サイファ」という 言葉をよく聞きます。 データの意味を隠すため 文字を置き換える手法のことです。 暗号化は、平文をサイファテキスト、 つまり暗号文に変換することで、 復号は、暗号文を平文に戻すことです。 暗号化されたテキストの例を 見てみましょう。 このサイトでまず、テキストを 暗号化するアルゴリズムを選びます。 「アルゴリズム」のドロップダウンから DES(ディー・イー・エス)を選びます。 右側の「モード」からは、 「暗号ブロック連鎖」を選びます。 ここに「秘密鍵」を、 ここに平文を入力しました。 そして「暗号化」をクリックします。 これらはウェブページの HTML タグですが、 いらないので外します。 これが暗号文です。 鍵がないとまったく意味がわかりません。 元に戻してみましょう。 暗号文を選んで、こちらにコピペします。 設定は同じままで、 「復号」をクリックします。 今回もタグを外すと、 元の平文が見えました。 暗号化されたテキストがどんなものか わかったところで、 次は2種類の暗号化の説明です。 まず、対称鍵暗号方式です。 暗号と復号に同じ1つの鍵を使う方式です。 対称鍵暗号方式は、 別名共通鍵暗号方式とも呼ばれ、 送信者と受信者があらかじめ同じ鍵を 持っている必要があります。 HTTPS 通信など、オンラインでの 通信で使用されます。 アルゴリズムには、 DES と AES があります。 次は非対称鍵暗号方式です。 数学的に関連する2つの鍵、 公開鍵と秘密鍵のペアを使用します。 非対称鍵暗号方式は、 公開鍵暗号方式とも呼ばれ、 秘密鍵と公開鍵がセットで生成されます。 秘密鍵は誰とも共有しませんが、 公開鍵は誰でも取得することができます。 アルゴリズムには、 RSA や PGP があります。 デジタル署名を作成する場合や、 秘密鍵を安全に交換する場合などに 使用します。 対称鍵暗号方式と非対称鍵暗号方式には それぞれメリットがあるので、 両方のメリットを取り入れた ハイブリッド暗号方式が 最も多く使われています。 それではテストです。 対称鍵暗号方式と…

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