コース: ITセキュリティの基礎:基本概念

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暗号化技術を活用する

暗号化技術を活用する

暗号化やハッシュ化は、データの安全を 守るために非常に効果的な方法です。 ここでは、暗号化技術により実現される 4つのセキュリティ要素とデータを 守るさまざまな方法を紹介します。 インターネット接続中は、 リスクを管理し、第三者に知られたくない 情報を守ることで、 データの流出と改ざんを防ぎ、 いつでも利用できる状態にします。 暗号化は、情報セキュリティにおいて 4つの要素を実現しています。 その4つとは、機密性、 完全性、認証、説明責任です。 まず、機密性から説明します。 機密性とは、不正アクセスを防ぐことで、 第三者に知られたくない情報の 流出が起こらない状態です。 データを暗号化することでこれを 確保できます。 完全性とは、不正やうっかりミスによる データの改ざんや破壊、 紛失がない状態です。 ハッシュ関数による メッセージダイジェストの 生成により確保できます。 認証とは、端末やサービスを利用する人が 本人であるか確認し、許可された人のみ 利用できるようにすることです。 そのさい、暗号化された メッセージダイジェストである メッセージ認証符号、略して MAC を使います。 説明責任を負うとは、身元を自ら進んで 証明することです。 たとえば、電子契約書に署名する場合、 受信者だけが持つ秘密鍵で電子署名を 作成することで、説明責任を負います。 暗号化技術を活用してデータを 守る方法を紹介します。 いくつかありますが、まず、 VPN(ブイ・ピー・エヌ)、 仮想専用通信網です。 これは、公衆回線上に仮想のトンネルを 作ることでデータを暗号化して 安全なデータ通信を実現する仕組みです。 また、安全なサイトは、 HTTPS で始まりアドレスバーに 錠マークが表示されています。 このようなサイトでは、 あなたとサイトとの間でやり取りされる 情報は暗号化により守られています。 もう1つはブロックチェーン技術です。 端末同士を直接接続し、 暗号技術により取引記録を 分散的に処理、記録します。 メールのセキュリティを向上するには、 S/MIME(エス・マイム)という 暗号化方式を利用すれば、 メールの機密性と完全性を確保し、 認証を行うことができます。 それではテストです。 暗号化技術により実現される セキュリティ要素やデータを守る方法を 説明してください。…

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