アンラップコマンドで複数の固定条件を追加する - Inventorのチュートリアル

前回のバージョンで追加された アンラップコマンドに 新たな機能が加わり より使いやすくなりました。 実際に確認してみましょう。 ではコマンドを実行します。 平坦化する面として この面を選択します。 任意の位置でも構いませんが 今回は画面上、わかりやすく確認するため この円周上の付近で選択します。 するとこのように 位置合わせの基準点を この円周上に取ることができます。 では新しくなった点を紹介します。 従来のバージョンでは 位置合わせに関するオプションが ひとつしかありませんでしたが 2021 からは この４つから選択することが できるようになりました。 「モデルに位置合わせ」は 選択した面に対して 並行に作成されます。 そして「XY 平面に位置合わせ」 を選択すると このように XY 平面に対して 並行に作成されます。 さらに XZ 平面に対して並行に そして YZ 平面に対して並行に 作成することもできるようになりました。 従来のバージョンと同様に 原点に配置されている このマニピュレーターを使用することで 位置の変更や 向きの変更を行うことも 可能となっています。 今回は「モデルに位置合わせ」に 戻しておきます。 ここで視点を切り替えます。 するとこのように 穴の位置がずれていることがわかります。 今回はこの４つの穴位置は変更せずに サーフェスを作成します。 その場合は 「リジット結果」を使用します。 ではまずこのエッジを選択します。 このように固定することができました。 残りのエッジも選択します。 このように複数のエッジを 固定することができました。 OK ボタンをクリックし コマンドを確定します。 従来のバージョンでも 複数のエッジを固定することができましたが 選択したエッジとつながっているものしか 選択することができませんでした。 2021 からはこのように つながっていない複数のエッジも 選択することができるようになりました。 固定位置を複数選択することが できるようになり 平坦化する際の条件を より正確に指定することが 可能となりました。 うまく活用してみましょう。