コース: ソフトウェア開発の基礎知識

プログラムにモジュールを追加する

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プログラムにモジュールを追加する

Python 標準ライブラリは Python をインストールすると 必ず付いてくるモジュールの セットです。 他のプログラマーが書いたコードを 使って、自分のプログラムで より複雑なロジックを 処理することができます。 この仕組を知るために random モジュールを使ってみましょう。 モジュールは疑似乱数を生成するために 使用されます。 つまり数字は完全にランダムではなく、 同じものを再び目にする 可能性が高いということです。 ですので、プログラミングで いつ乱数を使う必要があるのか 疑問に思うことがあるかもしれません。 人工知能やデータサイエンスの分野で 働いているのなら、 こういったケースによく 遭遇するはずです。 プログラマーはデータセットを シャッフルしたり、 機会モデルの構成値を 設定したり、 あるいは、実験用の値を 準備するために 乱数を使用します。 乱数を使用するには、 まず、import 文を使って インポートしたいモジュールの名前を 指定する必要があります。 この場合、random です。 Python が import 文を実行するとき ディレクトリのリストの中から random.py を探します。 そのファイルがあれば、 それを使ってモジュールの機能を 利用できます。 モジュールが利用可能になったら、 モジュール名の後にドットをつけて 使いたい関数や変数を指定することで その機能にアクセスできるように なります。 まず、数字のリストを 作ってみましょう。 このリストには1から5までの 数字があります。 ですので1、2、3、4、5と 入力します。 そして、最初の random 関数である shuffle を使います。 この関数を使うには、 random.shuffle そしてカッコを入力し リスト変数の numbers を指定します。 変数の値を出力表示すると どうなるか見てみましょう。 そこでその行のすぐ下に print そして numbers と入力します。 コードを実行してみましょう 何が見えますか。 数字のリストは元のリストとは 異なる順序で表示されています。 これは random.shuffle 関数が 数字を混ぜてしまったからです。 もうひとつの関数を使って この部分を明らかにしましょう。 今回は choice です。 新しい変数を作成して それを number と呼ぶことにします。 そして、この変数に random.choice という値を代入し 入力として数字のリストが 格納されている変数を指定します。 そして、いつものように これを出力します。 その下に来て、print 次に number と入力します。 コードを実行してみましょう。 何が起こったかわかりますか。 そうです。 リストの中からランダムな数字を 選んだのです。 モジュールを追加することは、 コードの可読性や保守性を 高めるだけでなく、 他のプログラマーがすでに検証した コードを利用することで プログラムの機能を拡張するのに 役立ちます。

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