コース: ソフトウェア開発の基礎知識

Pythonの基本構文

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Pythonの基本構文

Python は、 構文や規則がわかりやすいので、 プログラミングを学ぶのに最適です。 まずは、基本から始めましょう。 画面に何かを表示したい場合は、 print コマンドを使います。 一般的に、プログラミングで print と言っても、 プリンターで印刷するわけではありません。 コマンドの結果を 画面に表示することを意味します。 それでは画面に、 Hello World と表示してみましょう。 そのためには、print と 開き括弧( を入力します。 すると、それに対応する 閉じ括弧が追加されます。 Python では、 print のようなコマンドには、 開き括弧と閉じ括弧を付けます。 次に、括弧の中に 表示したいものを入れます。 この場合だと、 Hello World という 言葉を表示しますから、 ダブルクォーテーションで囲み、 Hello World とします。 コードを実行します。 出力部に、Hello World という 文字が表示されています。 しかし、ダブルクォーテーションで 囲まれていません。 なぜでしょうか。 それは、これが特殊なタイプの データだからです。 これは文字列と呼ばれます。 Python が文字列を出力するとき、 周囲のダブルクォーテーションは 含まれません。 文字列データを定義するために、 シングルクォーテーションを 使用することもできます。 もう1行、コードを書いてみましょう。 今度は、 シングルクォーテーションを使って、 print、括弧、 そしてシングルクォーテーションと一緒に Hello World とします。 コードを再実行すると、 同じ出力が2回表示されます。 Hello World です。 しかし、2つの Hello World の文字列は、 コードのコマンドの間に 空白行があるにも関わらず、 表示には、空白行がないことに 注目してください。 これは、次に説明する Python について 強調したい点です。 Python は、コードを実行するとき 空行を無視します。 コンピュータは、 空行をなかったことにするのです。 ですから、好きなだけ空行を入れても、 出力は同じになります。 試しにやってみましょう。 print 文の間に空行を5行入れて、 プログラムを実行して、 出力を確認してみてください。 正しい結果が出ましたか。 素晴らしいです。 次に重要なことは、 print コマンドは、 文字列データだけを 出力するのではないことです。 他の種類のデータも 表示することができます。 数字を出力してみましょう。 まず、42 という数字を 出力してみましょう。 もう1行、空行を追加して、 print、括弧 42 とタイプしましょう。 そしてこのプログラムを実行します。 何が表示されるでしょうか。 そう、その通りです。 42 という数字は、 Hello World という文字列の すぐ下にある、 新しい行に表示されています。

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