コース: ソフトウェア開発の基礎知識

コードを整理する

コース: ソフトウェア開発の基礎知識

コードを整理する

クラスにコードを追加していくと、 ファイルが長くなり、 手に追えなくなることがあります。 クラスをモジュールにまとめておくと 整理整頓がしやすくなります。 モジュールは Python のコードで 構成されるファイルです。 関数、クラス、変数などを 定義できます。 大規模なアプリケーションでは コードを分割すると メリットがあります。 ひとつ目は単純化です。 モジュールは通常 ソフトウェアの一部に焦点を当てています。 これによりドメイン全体を 同時に頭の中に入れておく必要が なくなるので、開発が容易になり、 ミスが起こりにくくなります。 もうひとつは保守性です。 モジュールを書く時に 依存関係がほとんどないようにすると プログラムの他の部分に影響を与えないまま 変更することが容易になります。 またプログラマー同士で共有する コードベース上での共同作業を 支援する上でも有効です。 というのは変更時に 混乱が発生する可能性を 低くできるからです。 最後に再利用性があります。 コードをモジュール化することで アプリケーションの他の場所で そのコードを再利用することができます。 プログラマーは DRY 原則である 繰り返しを避けることに従ったコードを 目指していることを 忘れないでください。 モジュールを使うことで Python の設計思想に沿った 無駄がなくすっきりしたコードを 書くことができるようになるでしょう。

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