SSL-VPNとは

テレワークなどで、 VPN を使用する機会も増えています。 インターネット VPN のひとつである SSL-VPN について、 見ていきましょう。 SSL-VPN とは、 SSL、または TLS とも言いますが、 こちらのプロトコルを利用して 認証と暗号化を行う インターネット VPN のひとつです。 PC と VPN 装置というものを 用意して、 その間にインターネットがあります。 このインターネット上の経路を 暗号化することで、 安全な通信が可能になります。 SSL-VPN にも、 複数の方式がありますので、 いくつか見てみましょう。 SSL-VPN の方式として 最もよく使うのが、 リバースプロキシ方式というものです。 これは、Web ブラウザを使うので、 とても導入が簡単です。 ただし、WEB ブラウザ上で動作する アプリケーションに限定されるという 制約があります。 それに対して、 L2 フォワーディング方式 というものもあります。 L2 フォワーディング方式では、 WEB ブラウザを利用して、 VPN のソフトを ダウンロードする必要があります。 そして、VPN を構築するのですが、 あらかじめ ポート番号を指定しなくていいので、 さまざまなアプリケーションで 使用が可能です。 ポート番号とは、 アプリケーションを特定するための 番号です。 では、リバースプロキシ方式から 見ていきましょう。 リバースプロキシサーバーとして、 VPN 装置が動作をします。 そして、ブラウザと VPN 装置間が 暗号化されます。 図で見てみましょう。 PC と VPN 装置、Web サーバーの ３種類の機器がありますが、 VPN 装置と 社内の Web サーバーは、 会社の中にあります。 この会社の中の Web サーバーを インターネット経由で見たいわけですが、 VPN 装置を、 リバースプロキシサーバーとして 動作させます。…