コース: 人を動かすには

影響力チェックリストの使用方法

美味しい料理を手軽な値段で提供する レストランがあったとしても 毎晩同じ料理を注文しませんよね。 では取引先と同じ店で 何度か会合しているとしましょう。 相手が毎回同じ注文をするとは 考えないのが自然です。 これと同じように やる気を引き出す方法も 相手や状況によって異なります。 相手と好みが完全に一致することは まずないので さまざまな相手や状況に対して 同じパターンを 使い回すことはできません。 多くの手法を蓄えて もっとも効果的なものを 選ぶことが重要です。 相手が自らの意志で判断し 適切な方向に進めるように導きます。 そこでこれを実践するための チェックリストを用意しました。 演習ファイルに含まれていますので ぜひ活用してください。 それぞれの手法をビデオで説明していきます。 使い方を理解すれば 人を動かすことはクリエイティブで 楽しいことと気付くでしょう。 ある女性が娘とハイキングに行きました。 山頂までにまだだいぶあるのに 娘は疲れて不機嫌な様子です。 そこで女性は遊びながら進むことを 思いつきました。 「私の頭を踏んでいいわよ」 娘は驚いて彼女を見ました。 彼女は自分の影を指さしました。 「ほらそこよ、私の頭を踏んでみて」 娘は影を踏んでくすくす笑い出しました。 「ぜんぜん痛くないわ。 残念、それは腕。」 そうやって影踏みをしながら 遊んでいるうちに 足は自然と山頂へと向かっていました。 楽しみながら人を動かしてもいいのです。 人を動かすときは このチェックリストの中から 今の自分の状況に合う手法を見つけましょう。 次にどう使うか考えます。 リストの各項目を確認して 準備を整えておけば 状況に適切に対応でき 相手を納得させやすくなります。 困難と感じていた状況を 楽しんで乗り越えることもできるのです。 それではチェックリストを 見てみましょう。

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