コース: InDesign 基本講座:文字組版・表組・印刷入稿

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検索・置換機能で異体字を入力する

検索・置換機能で異体字を入力する

日本語の漢字の中には、 同じコード番号で異なる字形が存在します。 その場合には、ひとつひとつを確かめて、 字形パネルで変換することもできますが、 検索置換の機能を利用すると、 ドキュメント中の該当する文字というのを 一括で修正することができます。 通常のテキスト検索の置換では、 この機能は使えない部分なので、 字形での変換という便利な機能、 ぜひ活用してみましょう。 サンプルファイルは、 「02」フォルダの中の 「02_04.indd」という ファイルを開きます。 この左ページに出ているような、 例として、啄木さんの「啄」や 葛飾区の「葛」、 渡邊さんの旧漢字などについては、 Unicode という、 コンピューター上のひとつひとつの文字に 割り当てられたコードナンバーは 同じなんですが、 字の形が異なるものがあるんです。 このひとつひとつの字の形に 割り当てられたコード番号として、 キャラクター入り、 またはグリフ ID と呼ばれる 番号があります。 この番号で検索をして そして置き換えるという機能を InDesign が持っているので、 その機能を使って、変換をしてみましょう。 まず、「編集」メニューから、 「検索と置換」を選びます。 「検索と置換」機能の中には、 文字を検索する「テキスト」検索、 また「正規表現」という曖昧な表現、 行頭にあるスペースを探してねというような 命令が出せるもの、 正規表現、 そして「字形」というのがあるんです。 他にも「オブジェクト」、 効果の設定がしてある オブジェクトを探してください、や またこの色の設定を探してください、 さらには半角カタカナを 全角に直してくださいなどの 「文字種変換」の機能なども、 検索と置換機能に用意されています。 今回は、「字形」という 検索置換を使っていきます。 まず、このサンプルのドキュメントでは、 「小塚明朝 Pr6N」ボールドという フォントを使っている部分で、 この「Unicode」「5544」という 指定をしてみます。 すると、字の形としては こちらが出てくるんですね。 さらに、ここでは同じく、 小塚明朝の Pr6N を選び、 ボールド、 そして同じく 「Unicode」という中で、 同じ番号を入力すれば、 もちろんこの文字しかないわけなんです。 しかし、「ID」という所では、…

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