コース: InDesign 基本講座:文字組版・表組・印刷入稿

今すぐコースを受講しましょう

今すぐ登録して、23,200件以上登録されている、業界エキスパート指導のコースを受講しましょう。

回り込んだテキストのインデントを調整する

回り込んだテキストのインデントを調整する - InDesignのチュートリアル

コース: InDesign 基本講座:文字組版・表組・印刷入稿

回り込んだテキストのインデントを調整する

InDesign のドキュメント上で、 テキストと写真が重なり合っているとき、 文字を隠してしまうという現象があります。 これを回避するための操作が、 「テキストの回り込み」です。 テキストの回り込みに際して、 これまでですと、 文章の部分が正しく処理されない箇所が いくつかあったんですね。 そうした点も、Ver.18 という 2022 年 10 月リリースの バージョンからは、 環境設定で整えられるようになっています。 確認しておきましょう。 サンプルファイルは、 「05」フォルダの中の 「05_10.indd」という ファイルを開きます。 この右側のページでは、まだ テキストの回り込み設定を してないんですけれども、 キリンの写真を選択ツールで選択後、 テキストの回り込みから、 左から2つ目の 「境界線ボックスで回り込む」を 選んでみましょう。 すると、この右側の文章の中で、 末尾の※印以降というのは、 「インデント」という機能が働いています。 カーソルを合わせてみて、 画面右側、 「テキスト編集」ワークスペースの中の、 ここでは「段落」というパネルを クリックしてみましょう。 左インデント8ミリで、 第1行インデント、 マイナス8ミリとすることで、 このような突き出しインデントが できるんですが、 従来この操作をして 同じことをやったとしても、 残念ながら、このインデントが 効かなくなっていたんですね。 そこで、InDesign の Ver.18、 2020 年にリリースしたバージョンでは、 環境設定に、こういった所の処理についても 設定ができるように変わっています。 確認のため、Windows の方は 「編集」メニュー>「環境設定」>「組版」 Mac の方は、 「InDesign」メニュー> 「環境設定」>「組版」を 選んでみましょう。 「テキストの回り込み」という 機能ひとつで、 これだけ4つの項目の設定が 用意されているんですね。 この中の一番下、テキストの回り込み時に 「テキストのインデントを維持」 ということで、 先ほどのような突き出しインデント、 これを生かした状態で回り込みをします という命令なんですね。 これによって、これまで インデントの設定できないなと 思っていたところなどは、 正しく処理できるようになりますし、…

目次