コース: InDesign 基本講座:文字組版・表組・印刷入稿

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段落コンポーザーを設定する

段落コンポーザーを設定する

InDesign には 欧文、日本語、多言語の コンポーザーという機能が 用意されています。 コンポーズという言葉は 組み立てるという意味があるそうです。 日本語の組版において 段落単位、また1行という 単数行の単位で 文字列の間隔を調整する機能が コンポーザーです。 まずサンプルファイルで 確認をしてみましょう。 サンプルファイルは 01 フォルダーの中の 01_03.indd というファイルを 開きます。 この左ページ下側にあるフレームに対して このコンポーザーの設定を 確認してみます。 InDesign ではデフォルトで 日本語段落コンポーザーという 設定がなされています。 選択ツールでフレームを選択後、 画面右側テキスト編集ワークスペースの 段落パネルをクリックしたら、 パネルメニューから このコンポーザーというのが 表示されているメニュー部分を 確認してみます。 日本語組版では、 この「日本語段落コンポーザー」が デフォルトで、 いずれかの「日本語」という名のつく 設定を行います。 他の設定にしておくと、 日本語組版機能が 使えなくなるので 注意が必要です。 ここでは「日本語段落コンポーザー」に しておきます。 また、もうひとつある 左ページのフレームも 選択ツールで選択し、 こちらは単数行コンポーザーを 選んでおきます。 この2つの設定の違いを 確認してみましょう。 まず文章の挿入、 また削除といった修正が 行われた時、 このコンポーザーの設定によって 文字の配置位置が少し 変わることがあります。 例えば左側の フレームの中の「1インチ (約 25.4mm)」とありますが、 この「約」というのは、 国際インチでは、 いらない文字なんですね。 現在の国際インチは 25.4mm と正確に 設定されています。 そのためこの「約」という文字を選び、 キーボードの Delete キーで 消してみます。 これに伴い、 文字の配置位置というのが 変わってるわけなんですが、 さらにここで 右側の単数行コンポーザーでも 同じことを行ってみましょう。 「1インチ」に続く 括弧の中の「約」という文字を 消してみます。 すると、単数行コンポーザーでは この「現在は」の 「在は」で始まっていた行、 ここは変わらないんですね。 しかし段落コンポーザーですと、…

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