リフロー形式のEPUBを書き出す - InDesignのチュートリアル

InDesign から書き出す EPUB は、２種類あります。 １つは、リフロー形式、 もうひとつは、固定レイアウト形式という フォーマットです。 文字を中心としたドキュメントの場合には、 リフロー形式が採用されることが 多いんですが、 このリフロー形式での EPUB の書き出し方について、 確認してみましょう。 サンプルファイルは、 09 フォルダの中の 「09_04.indd」という ファイルを開きます。 このドキュメントの内容について、 確認をしておきます。 画面右上、 「テキスト編集」ワークスペースの ページパネルを見ると、 トータルで 41 ページの縦組みの 文字を中心とした ドキュメントであることがわかります。 小説、書籍といったものなどが、 リフロー形式での EPUB 書き出しに適している と言われています。 それでは、最初のページを 表示しておきます。 次に、リフロー形式の EPUB 書き出しに際して、 準備しておくことというのが、 いくつかあります。 例えば、「文字スタイル」という パネルを開けると、 tatetyu 横や bouten、 kenten と呼ばれるもの、 そして、ルビといったものなどは、 文字スタイルで 登録をしておくといいんですね。 これらを最終的にどのような 扱いで EPUB の中に組み込むかという マッチングが必要になるからなんです。 さらに、段落スタイルでも、 見出し、そして本文といった名前を、 それぞれアルファベットを 優先的に使うようにして 設定をするといいです。 これらは、段落スタイルパネルの パネルメニュー、 「すべての書き出しタグを編集」という 画面で、見てみるといいんですが、 EPUB というファイルフォーマットは、 リフロー形式の場合、 巻物のような扱いで、 いわゆるウェブページの構造と 似ているんですね。 さらに、EPUB の内部的な記述は、 HTML をベースにしたものであり、 さらに XML というタグ付けの 記述様式を採用しています。 そのため、タグの名称も 英語が採用されていることが多く、 さらに書式設定、段落スタイルとマッチする 書式設定についても、 HTML のタグとマッチさせるんですね。 より詳細の書式については、 ウェブの世界の書式設定で使われる カスケーディングスタイルシートという…