コース: InDesign 基本講座:レイアウト

新規レイヤーを作成する

雑誌の制作や、 また、リーフレット、 パンフレットなどのように、 写真や文字、 さまざまな飾りの要素を配置する場合、 レイアウトが複雑になることがあります。 そんなときには、 「レイヤー」という機能を 活用すると便利です。 それでは、サンプルファイルで 確認してみましょう。 「04」フォルダの中の 「04_01.indd」という ファイルを開きます。 このサンプルファイルで、 レイヤー構造を確認してみましょう。 画面右側のワークスペースでは、 「初期設定(クラシック)」を 選択します。 すると、「レイヤー」という パネルがありますので、クリックします。 レイヤーパネルが見つからないときには、 「ウィンドウ」メニューを開けると、 「レイヤー」を 表示/非表示することができます。 このドキュメントの場合、 「Back」というレイヤーの上に、 「Text」レイヤーがあります。 「レイヤー」パネルでは、 この上下の層を表示しているんですね。 また、「Back」レイヤーの左側には、 目のマークがありますが、 この目のマークをクリックしてみましょう。 すると、「Back」レイヤーに存在する オブジェクトが、 一時的に非表示になりました。 もう一度クリックすると、 表示されます。 同様に、「Text」レイヤーも、 表示/非表示を、 目のマークをクリックすることで 確認してみましょう。 さらに、「Back」レイヤーの 「Back」という文字の 左側三角マークをクリックすると、 その中に含まれているパーツが 表示されるようになります。 「Text」レイヤーについても同様です。 では、もう一度クリックして、 閉じた状態にしておきます。 さらに、新しいレイヤーを 作りたいというときには、 作りたい場所の 下側のレイヤーを選んでおきます。 ここでは、写真素材を 「Back」レイヤー、 「Text」レイヤーの間に作り、 写真のフレームを置いてみたいと思います。 そこで、「Back」レイヤー選択後、 右上の「パネル」メニューから、 「新規レイヤー」を選びます。 名前は「Photo」という 名前にしておきます。 この他、「カラー」の部分で、 選択したときの 「バウンディングボックス」 という枠に 表示される色を選ぶこともできます。 ここでは、名前を付けたら、 「OK」ボタンをクリックします。 すると、選択したレイヤーの上に、 新たに 「Photo」レイヤーができました。 写真素材を、それでは、 「Photo」レイヤーに 入れてみたいと思います。 まず、画面の右側、 大きな 写真素材の所を 「選択ツール」で選び、 すると、「Back」レイヤーに これはありますよということで、 ピンク色のポイントが右側に出ました。 この右側のピンク色の部分を 上にドラッグしていき、 「Photo」レイヤーに入れてみました。 「Photo」レイヤーの 目のマークをクリックすることで、 表示/非表示してみると、 移動していることがわかります。 同様にして、 左側の端の写真を 「選択ツール」で選び、 ピンク色のポイント、 これを、上側の「Photo」に ドラッグ&ドロップしてみましょう。 さらに、もうひとつある 写真素材についても選択後、 「Photo」レイヤーにドラッグ というふうにすると、 「Photo」レイヤーの 目のマークを表示/非表示にしたとき、 それぞれが「Back」レイヤーと 「Text」レイヤーの間に 配置されていることがわかります。 このように、層で管理することによって、 複雑なデータの編集や配置のときに、 うっかりクリックして動かしてしまう ということを避けることもできます。 これは目のマークの隣、 「Photo」レイヤーの部分で クリックすると、 このように、鍵のマークが表示され、 ロックされた状態なんですね。 クリックしても、今選ばれているのは 「Back」レイヤーにある 背景のカラーの四角形なんです。 このように、表示のオン/オフ、 ロックのオン/オフができることが、 非常に効率よく作業を進める上で 便利な機能として働きます。 複雑なレイアウトを制作するときには、 ぜひ活用してみましょう。

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