コース: InDesign 基本講座:レイアウト

行揃えを設定する

InDesign 上の文章における 段落設定について確認していきます。 まず初めには 中央揃え、右揃えといったような 行のどこに文字を配置したいか という設定として、 行揃えという機能がありますので、 確認してみましょう。 サンプルファイルは 10 フォルダーの中の 10_01.indd というファイルを開きます。 このファイルでは、 左側にこういうアイコンで 設定できますよというのが 出ているんですが、 いずれも段落パネルの中の この上の横線が 並んでいるボタンです。 これらのボタンを使って どんな結果を出すことができるか 設定していきます。 画面の右側のページのサンプルを 拡大表示して見ていきます。 まずここでは、標準モードの 表示に切り替えます。 このツールパネル一番下で 標準モードに切り替えたら、 横組文字ツールを選び、 最初のフレームの中の文字の どこかにカーソルを置きます。 段落に関する命令の場合には、 段落内のどこかに カーソルを置けばいいんですね。 また段落といった場合には、 改行マークまでを ひとつの段落とみなしています。 それではこのひとつ目の テキストフレームの中の文字に カーソルを置いたら、 段落パネルから一番左側、 左揃え、中央揃え、 右揃えというように ボタンを順番にクリックしていきます。 次に右端の方にある ノド揃えにすると、 見開きのノド元という意味ですので、 ちょうど見開きの中央に向かって 揃えるという考え方です。 一方で一番右側の 小口揃えになると、 見開きのページをめくる側、 両端ですね。 このノド元に 揃えるに対しての小口揃えというのがあり、 小口揃えなどは ノンブルの指定でよく使います。 また文章の場合、 この下側に4行ほどの文章部分が あるわけですけど、 この4行の文章のところでは、 行末を揃える という設定がなされているんですね。 これがデフォルトになってます。 InDesign の場合 文章に対しての段落の設定は 常に均等配置、 そして最終行は左揃え、 縦組みの場合には上揃え という考え方で このボタンが選ばれてるんです。 次のボタンを それではクリックしてみると、 最終行を真ん中に、ですね、中央揃え。 最終行を右端に。 また最終行を均等に というふうにすると、 今度は他の行にも 影響が出てきているのがわかります。 通常は文章の場合には、 この一番左側の均等配置の中の 一番左ですね。 こちらを選んでおくことが 一般的で、 これによって行末が 綺麗に揃うんですね。 このような設定で 縦組みもサンプルがありますけど、 カーソルを置いてから、 それぞれをクリックして どう変わるか、 最終行だけが変わったりするのが 見えると思います。 このように InDesign で 段落の設定をする時には、 段落パネルの機能を使っていきますが、 まずひとつ目として行揃えでも 様々な設定があるということを 知っておくと良いでしょう。

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