コース: InDesign 2021 基本講座:基本操作

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文字組みアキ量を設定する

文字組みアキ量を設定する

InDesign には 日本語組版のための機能が多数 用意されているんですが その内のひとつとして 文字組みアキ量設定というのがあります。 行頭や行末に来ている句読点、 カッコ類といったものを 半角扱いするか全角扱いするか、 また段落の始まりを字下げするか等の 設定内容がいくつか用意されていて これらを設定することで 一気に行頭の字下げと 行末、行頭処理における設定を 一括処理でできるんですね。 あらかじめ用意されているもので 足りない場合には オリジナルの設定を作ることもあります。 それでは、確認してみましょう。 サンプルファイルは 08 フォルダーの中の 08_07.indd という ファイルを開きます。 このファイルでは、行末を見てみますと ひいてはという3行目の行末の この読点の部分は 半角扱いになっています。 一方で、その次の行の読点を見ると 全角扱いになっていますね。 これは画面右側の 「テキスト編集」ワークスペースの時の 「段落」パネルを見ると 「文字組み」という設定によって 行末に来た約物、 この約物というのは 句読点やカッコ類を表しているんですが 本来仮想ボディと呼ばれる正方形の中の 半分しか字形のないもの、 例えばかぎカッコ、カッコ類や 句読点等はそれにあたります。 これを行末に来てるものに関しては 半角扱いにするということで この読点やまた閉じカッコといった所は 半角扱いになっています。 文中にある閉じカッコの場合には 全角扱いになっているのはわかります。 このように行末処理の中で どのように処理するかという 設定が含まれています。 更にカーソルを 最初の段落の中に置いた状態で 今度はこの設定を 少し変えてみたいと思います。 ポップアップを確認すると 非常に多くの設定があらかじめ 用意されていることがわかります。 役物を全角という扱いにしなさい という命令を それでは選んでみましょう。 そうしますと、先ほどの 閉じカッコは全角扱い また、句点についても全角扱い 行末に来ている読点についても同様です。 このようにその文字や 前後にある文字に応じて 調節を行っているんです。 更に今度は字下げをしてみましょう。 ここでは「役物全角・段落1字下げ」 というのを選んでみると この段落の最初 「僕は」で始まる最初の所は 1字下げが行われました。…

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