コース: 自社のクラウド戦略に持続可能性を取り入れる

クラウドの責任共有モデル

コース: 自社のクラウド戦略に持続可能性を取り入れる

クラウドの責任共有モデル

サービスとしての インフラストラクチャやサーバーレスなどの 言葉をご存じですか。 サーバーレスとは、 サーバーがないことではありません。 サーバーはありますが、 社外で管理されています。 社内で管理する必要がないため、企業は ソフト面に集中できます。 IaaS、PaaS、サーバーレス、SaaSなどの 言葉は、責任共有モデルを表します。 これらのモデルによって、クラウドを 構成するテクノロジーのうち、 企業が管理責任を負う コンポーネントが決まります。 コンピューティングに 必要なコンポーネントは、クラウドでも オンプレミスでも変わりません。 同じコンポーネントが必要ですが、 その管理者が変わるのです。 サーバーレスとは、 サーバーが、企業には見えない場所で 管理されているにすぎません。 たとえば、顧客関係管理ツールである セールスフォースはSaaS、 AWS LambdaやMicrosoft Azureは サーバーレスツール、 AWS BeanstalkはPaaS、 AWS EC2はIaaSです。 企業には、社外リソースからの 二酸化炭素排出量も報告する 義務がありますが、 これらのサービスのプロバイダーは インフラ情報を共有していないため、 それは簡単なことではありません。 のちのレッスンで排出量の算出方法を 紹介します。 このレッスンでは、クラウドの 責任共有モデルを紹介しました。 クラウドでもオンプレミスでも、 コンピューティングに 必要なコンポーネントは 変わらないため、クラウドに移行しても 二酸化炭素は排出されます。 次は、インフラを拡張することで ソフトウェアの限界に 対処すべきでないことについて説明します。

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