入稿用の前処理（文字・画像） - Illustratorのチュートリアル

このレッスンでは 入稿用データの確認事項として 文字、画像の事前処理について解説します。 まず、入稿する先である印刷会社に 確認を取っておいていただきたいのは 入稿用のファイルのファイル形式です。 Illustrator 形式で保存したものを 入稿すればいいのか PDF 形式にしたものを入稿すればいいのか等 バリエーションがあるかと思います。 PDF の場合でも pdfx -1a で 保存したものの入稿を受け付ける会社と pdfx-4 という形式で保存したものを 入稿データとして 受け付ける会社がありますので それぞれ入稿先である印刷会社に 確認しましょう。 また、レイアウト内の文字の部分については フォントをアウトライン化して 入稿してくださいという所もあります。 フォントを保持したままでいいのか アウトライン化するのか さらに配置画像がある場合に 画像データをリンクした状態で Illustrator ファイルと共に 一緒に保存して入稿すればいいのか または、埋め込みにして画像データは 添付せずに入稿すればいいのか さらに透明データがある場合には 透明部分の文字 もしくは分割・統合した方がいいのか等に ついて確認をしていただくといいでしょう。 PDFX-1A という形式での入稿の場合には 透明部分が分割・統合となります。 また、パッケージデータの多くは 文字はアウトライン化してくださいという事が 多く見受けられます。 さらに配置画像につきましては 入稿後に色の変更が 起こるような場合については 画像も添付して一緒に入稿してください ということで リンクが推奨されることもあります。 いずれの場合も 相手先の印刷会社の環境によって これら異なりますので、予め入稿前に確認を 取っておいていただくといいでしょう。 実際の Illustrator 上での操作についても 確認しておきましょう。 Illustrator 上の操作は パッケージデータを例に 確認してみますけれども 例えば、文字の部分については 文字のアウトライン化をしてくださいと 言われた際 レイアウトの中の文字データを全て選択し アウトライン化処理を行います。 この時、レイヤーのパネルで レイヤーでロックされているものがあった場合 ロックを解除しておくといいでしょう。 それでは、「書式」メニュー＞…