コース: Illustrator 基本講座

選択ツールを理解する - Illustratorのチュートリアル

コース: Illustrator 基本講座

選択ツールを理解する

選択ツールは、 オブジェクトの基本操作に 欠かせないツールです。 すべての編集機能は、 選択ツール機能を使うことによって、 始まります。 ここで、その機能を確認していきます。 選択ツールというのは、 ツールボックス上の、この黒い矢印、 これが選択ツールです。 このツールをクリックして選択し、 画面上のオブジェクトをクリックすると、 このようにオブジェクトの周りに、 ボックスに囲まれた線が表示されます。 これにより、 このオブジェクトが選択されている という意味になります。 選択されたオブジェクトは、 選択ツールによって、 このように、移動させることができます。 そして、この選択されている オブジェクトに対して、 特定の編集を行うことができます。 例えば、ツールパネル上から、 カラーの「塗り」を選択し、 ここで違う色を設定して適用させる、 そのようなことができます。 選択ツールで、 複数のオブジェクトを選択する際には、 まず、最初のオブジェクトを このようにクリックし、 そして、 Shift キーを押しながら、 次のオブジェクトを選択します。 こうすることによって、 複数のオブジェクトを選択することが 可能になります。 同じようにこの操作を繰り返すと、 3つのオブジェクト、 4つのオブジェクトというふうに、 複数のオブジェクトを 選択することができます。 ここでズームツールを使って、 少し拡大してみます。 選択ツールで、 オブジェクトを移動する際には、 必ずオブジェクト上をクリックし、 そして、ドラッグして移動していきます。 このオブジェクトの選択範囲内であっても、 オブジェクトが存在しない部分を クリックして動かそうとすると、 このようにオブジェクトが移動されません。 必ず、カーソルが オブジェクト上にあることを確認し、 ドラッグして動かしていきます。 また、複数のオブジェクトを、 ひとつひとつ選択するのが難しい場合、 または、 オブジェクトの数が多すぎて 時間がかかってしまう場合には、 クリックとドラッグによって 範囲を指定し、 複数のオブジェクトを 選択することもできます。 さらに、この中から、 選択範囲から外したい場合、 そのようなオブジェクトがある場合には、 Shift キーを押しながら、 対象から外すオブジェクトを クリックします。 そうすると、 先ほどまで すべてのオブジェクトが 選択されていたのが、 対象外となって、 オブジェクトの選択から外れているのが わかると思います。 このように、特定のオブジェクトを 選択ツールで選択するということから、 編集の基礎は始まります。 オブジェクトの基本操作から、 すべての編集作業に貢献する 選択ツールの機能を、 ここで確認しておきましょう。

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