図形を編集・操作する：シアー - Illustratorのチュートリアル

オブジェクトの歪み操作の基礎と、 それを編集機能として活用する方法を、 ここで学んでいきます。 まず、例として、 長方形ツールを使って、 このような、 縦長の長方形を作成していきます。 ここで、ツールパネルから、 「シアーツール」を選択します。 シアーツールを使う際には、 まず、固定するポイントとなる部分を クリックします。 例えば、ここでは、 長方形のこの下に位置する アンカーポイントをクリックします。 そうすると、そこが固定点となり、 ドラッグすることによって、 オブジェクトの歪みを 設定することができます。 今度は、もう一度、同じ位置をクリックし、 縦方向にドラッグしていきます。 そうすると、オブジェクトは、 このような変化になります。 さらに、同じ動作を option キー、 Windows の場合は、 Alt キーを押しながら行うことで、 このように、 オリジナルのオブジェクトを残したまま、 複製を作ることができます。 今度は、固定点をクリックする際に、 option キー、 または、Windows の場合は、 Alt キーを押しながら、 固定点をクリックします。 そうすると、 「シアーの角度」「方向」など、 数字を入力することによって、 このように、操作する、 そのような方法もあります。 これは、正確な編集を行いたいときに 非常に便利な機能です。 ひとつ戻って、先ほどと同じ動作を もう一度行ってみます。 シアーツールで、option キー、 Windows の場合は、 Alt キーを押しながら、 固定点をクリックします。 ここで、シアーの角度を 45 度と入力してみます。 今度は、「OK」をクリックせずに、 コピーを選択します。 そうすると、このように、 オリジナルのオブジェクトを残したまま、 シアーのすなわちオブジェクトの 歪みの編集を行うことができます。 このように、オブジェクトの歪みの操作、 これを多角的に理解することで、 より複雑なデザインを 効果的に作成できるようになります。 状況に応じて、使い分けてみてください。