メッシュツールを理解する - Illustratorのチュートリアル

メッシュツールは、 オブジェクトにグラデーションを細部まで こだわって設定することができます。 その機能について、ここで見ていきます。 それでは例題として、 このようなデザインの このバックグラウンドの部分に メッシュツールを使って グラデーションを適用していく、 そのような作業の想定をしていきます。 まず、メッシュツールを適用する オブジェクトを選択します。 メッシュツールは、通常 「グラデーションツール」を長押しした時に その下に見つけることができます。 メッシュツールの操作方法としては、 まずカラーの分岐点となる部分を クリックする、 そうするとこの十字状の格子、 すなわちメッシュが 追加されていくということになります。 このようにポイントを設定した段階で、 塗りの部分でそこに色を設定していきます。 そして、このように 適切な位置でクリックをしていくと、 メッシュが増えていきます。 そしてこの格子の真ん中の部分、 ここがいわゆるグラデーションで言う カラー分岐点になるので、 ここに対して、 適切な色を設定していきます。 このようにメッシュの数が 増えれば増えるほど カラーの分岐点も増えてきて、 管理をしなければいけないポイントが 増えていくことになるので、 なるべく最初は 必要最低限のポイントで編集を行い、 必要であれば増やしていくという風に 作業を進めていくのが良いと思います。 メッシュツールで、 このようにカラーの分岐点を設定した際には まず、このメッシュの分岐点の 位置をずらすこと、 更にひとつひとつの分岐点からは このようにハンドルが設定されているので この長さと角度を調節する、 この位置とハンドルの長さと角度、 更に分岐点と分岐点の それぞれの距離の調整、 そのようなものを多角的に考えながら、 作業を行っていく必要があります。 これがメッシュツールの考え方と 基本的な操作方法です。 これによって、 非常に複雑なグラデーションの設定を 行っていくことができます。 グラデーションツールに関して、 ひとつ注意点は、 例えばこのようなオブジェクト、 このようなオブジェクトは、 オブジェクトに対して、 凹凸がかなり複雑に設定されてあるもの、 これに対して、 メッシュツールを適用しようとすると、 このようにメッシュの格子が オブジェクトの外に出てしまいます。…