ニューロダイバーシティの人材を発掘する

ニューロダイバーシティの人材を どこで見つけたらよいのですか、 とよく聞かれます。 優秀な人はたくさんいますが、 ニューロダイバージェントかどうかは 見た目ではわかりません。 もしかしたら、従来型の面接で 優秀な人を逃しているかもしれません。 職場の多様性を高めるには、 募集方法も多様化させる必要があります。 ニューロダイバーシティの失業率は、 症状によって異なります。 自閉症の失業率は 85%、 ADHD は 30%、 読み書き障害は約 50%、 運動障害では 65%を超えます。 これを見ると、 従来型の募集方法や面接方法で うまくいっていないことは明らかです。 地方自治体や国は、 ニューロダイバーシティの就労を 支援するためのさまざまなプログラムを 用意しています。 これらのプログラムは 職業リハビリテーションに 焦点を当てたもので、 仕事に就くための準備、機会の促進、 さらには就職活動支援などを行っています。 就職後のサポートを してくれるところもあります。 こうしたサービスを利用するには、 一定の条件が設けられています。 たとえば、カリフォルニア州には、 州のリハビリテーション局や 地域センターのほか、 障がい者の支援を 行っている団体があります。 また、地域にある 障がい者支援グループにも、 優秀な人材がいるかもしれません。 ニューロダイバーシティの 症状に合わせた支援グループがあり、 メンタリング、ワークショップ、 講演会などを行っています。 インターネットで検索すれば、 地域で人材を探す方法は いくらでも見つかるはずです。 それから、大学や短大の就職課に行けば、 人材を紹介してくれるかもしれません。 あなたの会社が幅広い人材を 募集しているという情報が広まれば、 応募者が次々と集まり、 多くの履歴書が送られてくるはずです。 あとは、人材紹介会社です。 ニューロダイバーシティの 人材紹介に特化し、 企業と提携しているところもあります。 その場合、応募から 入社して職場になじむまで、 求職者をサポートするケースもあります。 職場のインクルージョンを高めたいが 人員を増やせないという場合は、 仕事をアウトソースすることができます。 ソフトウェア会社なら、 品質保証やアクセシビリティテストを アウトソースするのです。 中小企業の場合は、…