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適応型マネージャーになる

適応型マネージャーになる

激変する時代では、仕事は プロジェクトとしてまとめられることが 多くなります。 スケジュールはますます短くなり、 チームはより機敏になります。 未来の予測が容易な ゆっくりとした時代には、 プロジェクトのゴールを決めてから数か月や 数年かけて完了することもできました。 もちろん、何年もかかる 大きなプロジェクトもありますが、 適応型マネージャーは、チームと共に、 長期イニシアティブを 焦点の絞った短期プロジェクトに 分解していく必要があります。 するとチームは継続的に新しい情報に応じ、 顧客や出資者の求める結果を うまく出せるようになります。 アジャイル開発を採用する ソフトウェア開発会社からの学びは 多くあります。 デベロッパーは変化への素早い対応を 得意とし、長期イニシアティブを 時には 1 週間ほどのミニプロジェクトの シリーズとして捉えます。 かつて、ソフトウェア開発は ウォーターフォール・モデルと 呼ばれていました。 上流から下流に水が流れるような工程で 行われ、ソフトウェアデザイナーが 顧客の需要予測をして、 実際の製品を発送するまで 半年から2年ほどかかりました。 その間、顧客の需要を再度確認して 変更が必要になれば、 コストがかかるので確認は省きます。 ですが、1、2 年経てば需要は変わるので 時間をかけてできあがった製品は 不完全か不安定なことが多くありました。 しかしアジャイルプロジェクトでは、 スプリントという 1 週間から 1 か月続く段階に分けられ、 スプリントの開始時には次の段階に向けた 成果物を話し合う機会があります。 そして、短い確認会議を毎日行い、 誰かが遅れている場合のトラブルなどを 話し合うことができます。 会議は立ったまま行うことが多く、 責任を押し付け合うのではなく、 チームワークを使って問題を処理します。 アジャイル手法から学べる重要な姿勢は、 プロジェクトを細かく分けて継続的に 確認することで、チームが目標を 達成できるようにすることです。 このアプローチは 会社運営にも応用できます。 アサナソフトウェアという会社では 1 年を 3 分割した 4 ヵ月の 計画期間をチャプターと呼び、 組織全体が 1 週間かけて、主要な企画や プロジェクトを再調整し、戦略的目標に 向かって成果を出しているかを確認します。…

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