コース: グラフィックデザインの基礎:構図とレイアウト

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色の効果を学ぶ

色の効果を学ぶ

効果的な構図の構築をサポートする上で 重要な要素のひとつである カラーを活用する方法を 学んでいきます。 ここでは例題として このようなデザインを見ていきます。 このデザインの構図の構成を見ていくと、 このようになっています。 デザインの要素同士のバランスも 非常に取れています。 ここでこの白黒のデザインに 色を適用していく。 そのような場面を想定して 考えていきます。 例えばこのような色を 配置してみました。 色を配置する際には、 構図の調整の邪魔にならないように 考えていくことが重要です。 それでは、今度は このような色を配置した場合に どのような変化が起こるか 考えていきます。 こうすると、先ほどの色の組み合わせと 比較すると、 非常に印象が違うのが わかると思います。 まずこの構図の中で 焦点となるべき、 このメインのデザインの部分、 これがこの特定の色の組み合わせにより、 非常に見にくくなっています。 反対に、こちらの デザインの下部の方では、 白と赤のコントラストが 非常に見やすくなっています。 そうすると、本来 焦点を当てるべき このデザインの メインの部分、 ここに焦点がうまく 当たらなくなってきます。 この場合、構図としては しっかりしているものでも 色の組み合わせの関係で 焦点がこのメインではない部分に 適用されてしまいます。 そのようなことも踏まえて、 同じ構図の構成でも、 その構成をフルに活かしながら 邪魔しない色の配置の考え方が 重要になってきます。 今度はそれらのことを踏まえて、 このような色の配置を 考えてみましょう。 ここではわかりやすいように メインとなる色を 下の方にカラースウォッチとして 表示してあります。 この場合には、 黄色と青という 非常にコントラストが高いものを 構図の焦点に当たる部分に 使用していますので、 構図のバランスを 邪魔しない色の使い方になっています。 さらにこのように 赤、青、黄色に近い三原色に 近いものを使うと、 構図全体のバランスを取る時に 有効です。 今度は、このような 青、緑といった 寒色系の色を 配置した場合のことについて 考えていきます。 この場合でもコントラストは しっかり取れているので、 構成の邪魔にはならないのですが、 寒色という性質上、 非常に落ち着いた雰囲気になります。…

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