コース: 第4次産業革命(インダストリー4.0)の基礎

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経済と人口の変化

経済と人口の変化

世界で起きている 大きな変化を把握するには、 一歩下がって、大きな影響をもたらす マクロ要因に注目する必要があります。 ここでは、その中でも 特に重要な分野である、 経済と人口統計の変化について 取り上げます。 まずは経済です。 1800 年代初頭、 人口の 94%は 非常に貧しい暮らしをしていましたが、 200 年後の 2015 年には、 その数は9%まで下がりました。 しかも、世界の人口は 10 億人から 一気に7倍となり、 現在ではほぼ 80 億人へと 急増しています。 20 世紀には2つの 破壊的な世界大戦がありましたが、 経済的な実りも多く、 目覚ましいイノベーションを創出しました。 最初はほとんどの家庭に 電気がありませんでしたが、 最後には人間にチェスで勝つ コンピューターが登場しました。 知ってのとおり、経済状況によって、 繁栄する社会と苦戦する社会が決まります。 特に、20 世紀の最後の数十年は 目覚ましい繁栄が成し遂げられました。 中国では、1978 年から 2013 年までに年率約 9.5%で 経済が成長し、 世界で2番目の大国となりました。 その間、中国の一人当たりの GDP は、 300 ドルから 現在の6千ドル超にまで伸びました。 このままいけば、 中国は 2029 年までに アメリカを追い越し、 世界最大の経済大国になるでしょう。 韓国からベトナム、マレーシアに至るまで、 東南アジアの多くの国が 経済的に繁栄し始めています。 同じような奇跡は インド経済でも起きています。 世界銀行によると、 2008 年から 2011 年の期間だけで、 1億4千万人のインド人が 極度の貧困から抜け出しています。 まだ長い道のりですが、 インドの経済動向は 今後数十年にわたって良さそうです。 21 世紀の最初の数十年で、 経済のグローバル化が ますます進展する見通しです。 急速に経済成長している国には、 ルワンダ、タンザニア、エチオピア、 モザンビーク、ウズベキスタン、 ブータン、ミャンマーが挙げられます。 繁栄が行き渡り、人口が増えると、 市場規模が多くなり、より高度な教育や、 新しい産業、そして幅広い イノベーションの機会が創出されます。 インターネットの普及は最終的に 地球の隅々にまで広がると考えられます。 インターネット利用者がさらに 約 30…

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