コース: 財務の基礎

個人の予算管理の重要性

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個人の予算管理の重要性

[ジム]堅実なライフスタイルの話をします。 経済的なゆとりを確保するための 最も堅実な方法は、 固定費を低く保つことです。 固定費とは、その名のとおり 固定的に発生する支出です。 大きな住宅を購入したら、 長期間にわたって多額の住居費が生じます。 毎月容赦なく支払いが発生します。 高価な車を買うのも同じことです。 こうしたライフスタイルでは 経済的なゆとりは得られません。 住宅や車に関する支払いのほか、分割払い、 ケーブルテレビ、インターネット、 電話の料金もすべて固定費です。 収入から毎月の固定費に使われる 金額が多いほど、 経済的なゆとりはなくなります。 初めは給料が少ないが 昇給の可能性がある仕事に 転職するための経済的ゆとり、 学業に復帰するための経済的ゆとり、 または好きな仕事に就くための 経済的ゆとりがなくなってしまいます。 ですから、固定費は低く保ちましょう。 次に、予算管理の話をします。 予算管理の話をするのが好きな人は いませんが、支出を追跡しないと コントロールできません。 予算管理の方程式は非常にシンプルです。 流入と流出があって、 流入のほうが多ければ、黒字になります。 流出のほうが多ければ、赤字になります。 収入を増やすのと支出を減らすのとでは、 どちらが簡単でしょうか。 ほとんどの人は、収入よりも支出を コントロールする方が簡単です。 働く時間を増やすよりも、支払いが少なくて 済む質素な車を買う方が簡単です。 ただし、支出をコントロールするには、 支出を追跡する必要があります。 つまり予算管理です。 予算には2つの基本要素があります。 1つ目は、支出を記録することです。 支出を追跡しないことには、 状況を把握できません。 記録がないと、追跡できません。 考えてください。 預金口座の残高を定期的に確認しないと、 どうなりますか。 残高は減る傾向になるでしょう。 何かから目をそらすと、 望まざる方向に行きがちです。 予算管理の第一段階は、 支出を記録することです。 2つ目、予算管理の第二段階は、 計画を立てて書き留めることです。 書面にしない計画は、ただの願い事です。 負債を減らすには計画が必要です。 不測の事態、退職後、投資などに備えて 貯蓄を始めるには、計画が必要です。 予算内で生活する堅実なライフスタイルが、 経済的なゆとりを生むのです。

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